ヴィオレッタ 試写会の感想!吹き替えと声優は?予告編動画あり

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社会現象を巻き起こしたロリータ女優が監督として当時の騒動を描く!話題の問題作「ヴィオレッタ」の試写会の反応はどのようなものだったか、吹き替え版はあるのかなどを紹介します。

試写会の感想

エヴァ・イオネスコという方をご存知でしょうか。
彼女は史上最年少で米雑誌「PLAYBOY」の表紙を飾るなど、ロリータ女優として活躍した方です。
彼女はなぜPLAYBOYの表紙を飾ったのか?その後の彼女はどうなったのか?すべて「ヴィオレッタ」が見せてくれます。
エヴァ・イオネスコ自身が当時の事を監督として描く問題作です。

日本公開は5月10日からですが、すでに試写会が行われています。問題作の試写会ということでとても盛り上がりを見せたようです。主演女優のアナマリアが参加した試写会もあったようですね。

客層は女性・若者が多めで、エヴァ・イオネスコが話題になったことを知っている中年層は4割ほどでした。

「ヴィオレッタ」の内容は、エヴァ・イオネスコについての騒動と母子の関係を描いたものです。試写会に男性が少なかったのは、女性に共感してほしいという配給会社の願いが見て取れます。
つまり、「ヴィオレッタ」は女性が見てこそ楽しめる、共感できる映画だということですね。試写会の客層を見ると、配給側のマーケティングがある程度見えてきます。

評価は賛否両論ですが、ハマる人はどっぷりハマっているといった感じですね。問題がある家族についてのお話が好きな人は良い反応をしています。
女性監督ならではの厳しい目線があるとのことですので、西川美和監督の映画が好きな人にもお勧めです。

試写会のレビューを見ていると、早く見たい!と思ってしまいました。とても面白そうです。

吹き替えと声優について

「ヴィオレッタ」には吹き替え版がありません。配給が大手企業ではないため、仕方がありませんね。監督を日本に呼ぶための資金をネットで募集するくらいですから、映画界は景気が良くなさそうです。

私は、問題作であればあるほど字幕版の方が楽しめると思っています。吹き替え版だと声優の腕次第でニュアンスが変わってしまうためです。

「ヴィオレッタ」は2011年のカンヌ国際映画祭で話題になった映画で、当時から「これはアートなのか?ポルノなのか?」という論争を呼んだほどの作品です。日本公開が遅れたのも、レイティングを決める映倫が渋ったという背景があります。

それだけの問題作なんです。問題作がなぜ問題作と呼ばれるのか?それは本能を揺さぶる刺激が多すぎるからと言えます。せっかくお金を払って映画を見るのですから、多くの刺激を受けたいですよね?

作品の雰囲気や緊張感を存分味わうには、やはり吹き替えなしの言葉が一番です。ですから、「ヴィオレッタ」の吹き替え版が無いからといって嘆く必要はありません。

俳優陣の演技はすでに高く評価されています。主演のヴィオレッタ、つまりエヴァ・イオネスコの幼少期を演じたアナマリア・ヴァルトロメイの体当たりな演技が論争の焦点になったほどです。

脇役は実績十分の俳優で固めています。「愛、アムール」で高く評価されたイザベル・ユペールや、昨年日本公開された「ホーリー・モーターズ」でいい演技を見せたドニ・ラヴァンがいい仕事をしています。トレイラーからもよくわかりますね。

予告編動画

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