インサイド・ルーウィン・デイヴィスネタバレと感想とあらすじ！キャストと評価は？

「インサイド・ルーウィン・デイヴィス名もなき男の歌」は、１９６０年代のNYを舞台に、ボブ・ディランも憧れた伝説のフォークシンガー、デイヴ・ヴァン・ロンクの回想録を元にしたコーエン兄弟最新作です。２０１３年カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した話題作でもあります。

ネタバレ
感想
1. あらすじ

ネタバレ

「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」は、「ファーゴ」「ノーカントリー」でアカデミー賞を受賞したコーエン兄弟の最新作というのが、まず最初のネタバレです。
今作は、２０１３年カンヌ映画祭グランプリ受賞作品であり、さらに本年度全米映画批評家協会賞を４部門も受賞している傑作だということも、重要なネタバレです。

ストーリーに関するネタバレは、ボブ・ディランも憧れた、１９６０年代のフォークシーンを代表する伝説のシンガー、デイヴ・ヴァン・ロンクの回想録を元に、コーエン兄弟が脚色、映画化したものとなっています。

この「インサイド・ルーウィン・デイヴィス」のキャストに関してですが、ツキに見放されながらも、人々を魅了する歌声を持ち、ひたむきに歌い続ける主人公・デイヴィスを演じるのは、オスカー・アイザック。彼は、劇中でデイヴィスが歌うシーンは全て吹き替え無しで演じており、映画初主演の今作で一躍脚光を浴びたということも、ネタバレの一つです。

また、「華麗なるギャツビー」に出演した注目の若手女優の一人キャリー・マリガン、数々のコーエン兄弟作品に出演してきたジョン・グッドマン、「トロン：レガシー」で主演を務めたギャレット・ヘドランドらが共演しており、楽しみなキャスティングになっているも、ネタバレの一つになります。

この「インサイド・ルーウィン・デイヴィス」においては重要な役割を担う音楽を、グラミー賞受賞の「オー！ブラザー」をプロデュースしたT・ボーン・バーネットが担当しているのも大切なネタバレです。

感想

「インサイド・ルーウィン・デイヴィス名もなき男の歌」の感想です。

「インサイド・ルーウィン・デイヴィス」の物語の舞台となる１９６１年は、まだマスコミやレコード会社などのマーケティングが今ほど発達しておらず、そんな中で音楽を志すものの、なかなか音楽で食べていくことが出来ず、先が見えない生活を送りつつも、やはり音楽を諦める事の出来ない若者が主人公です。
そんな主人公の様な若者たちが、のちに訪れるフォークの世界が大きく変わるきっかけを積み重ねていたのだと思うと、感慨深いという感想を持ちます。

「インサイド・ルーウィン・デイヴィス」には、後にフォークの世界を大きく変える事になるシンガー、ボブ・ディランの若い頃らしき青年の姿がありますが、今や世界的なスターであるボブ・ディランの音楽的な背景が説明されているとも言える内容なので、興味深く見る事が出来るという感想を感じました。

同時に、この「インサイド・ルーウィン・デイヴィス」では、今の若者も変わらない、将来に対する不安感をかかえながらも、夢を追い続ける姿をユーモラスに描いており、今も昔も変わらない若者の姿を描いている部分もあるという感想を持ちます。

しかし、この「インサイド・ルーウィン・デイヴィス」は、伝説のフォークシンガー、デイヴ・ヴァン・ロンクの回想録を元にしているものの、コーエン兄弟の自由な脚色が加えられており、その点も見所の一つだという感想もあります。

あらすじ

「インサイド・ルーウィン・デイヴィス名もなき男の歌」のあらすじです。

１９６１年の冬、NYのグリニッジ・ビレッジのライブハウスで歌うフォークシンガーのルーウェン・ディヴィスは、音楽のパートナーは自殺し、レコードは売れず、一文無しのため、友人宅を点々と泊まり歩くという生活を送っていました。
さらに、つい手を出してしまった女友達からは妊娠を告げられ、仕方なく預かった猫にまで振り回される羽目に陥ってしまうというところから、「インサイド・ルーウィン・デイヴィス」のあらすじは始まります。

そんなトラブルから逃げ出す様に、ギターと猫を抱えて旅に出るデイヴィスでしたが、出会ったジャズミュージシャンとの悪夢の様なドライブ、音楽への信念を曲げる事が出来ずに落ちてしまう有名プロデューサーのオーディションと、やはりツキに見放されてしまったままのあらすじは続きます。

年老いた父と再会し、ついに歌を辞めて父と同じ船員になろうとしますが、それも結局はうまくいかないあらすじだったのです。

打ちひしがれたまま、旅からNYに戻ったデイヴィスは、やはりまたライブハウスへ、歌い続ける人生へと戻るのでした。

そうして、また同じ様な日々が繰り返されていく様に思えるあらすじですが、この「インサイド・ルーウィン・デイヴィス」のあらすじが続いていく先には、やがてフォークシーンが大きく変わる新しい時代がすぐそこまで来ているのでした。