家族狩り 1話 ネタバレ!児童心理司の仕事とその内容とは?資格は?

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天童荒太の代表作であり、人間の本当の姿を様々な角度から描く衝撃作第一回です。これから様々な人間関係が渦巻いていきます。重い雰囲気のドラマですが、これからどのように人間を描いていくのか、結末はどうなるのか見物です。

ネタバレ

家族狩り 第1話は、まずは登場人物を把握からですね。ここからネタバレです。
児童ケアセンターで児童心理司として働く氷崎游子は酒乱の父から虐待を受ける女の子・レイコのことが心配で仕方なかった。子供に何かあってからでは遅いと何とかしようと必死になるが、その必死さのあまり周りからは“クレームババア”と呼ばれ、敬遠されている。そんな游子の家族は認知症の父・清太郎とその看病を放棄しパチンコをしてばかりの母・民子。
ユウコの職業である児童心理司ですが、児童相談所において心理判定業務に携わる職員のことをいいます。児童心理司という職自体が資格(任用資格)となるようですが、任用には条件があります。大学において、心理学を専修する学科またはそれに相当する課程を修めて卒業した者、またはこれに準ずる資格を有する者だそうです。臨床心理士の資格を持っていると有利なようですね。仕事内容は子供が家庭で、または外でも子供の権利が守られるようサポートする仕事で、市町村と連携をとりながら相談に乗っていくようですね。游子はその学を得ているのですね~。才色兼備とはこのことですね。

高校教師である浚介は、保守的に美術を生徒に教える毎日。そんな浚介にも恋人がいる。同じ高校の教師のミホである。ミホは浚介に“妊娠したの”と結婚を迫るが、それを浚介はとぼけてそれをあしらう。

いつものように児童のことで警察に怒鳴り込みに来た游子と刑事の馬見原がすれ違う。その時、馬見原は覚えのある匂いに気付きます。それはまさに今捜査中の一家心中事件の現場で嗅いだ“甘い匂い”。馬見原は一家心中事件に氷崎游子が関わっているのではないかと思い始めます。

浚介が家路に着こうとすると、見知らぬお年寄りに呼び止められます。游子の父親です。
浚介は認知症の老人を思いやり、老人の行く場所に付き添い家まで送ります。そこで浚介と游子は知り合いになります。

その日、浚介の住むアパートの隣で一家心中事件が起こる。少年が家族を惨殺し、遺書を残してその後自分も自殺をしたのであった。その現場で刑事の馬見原だけは違和感をおぼえ、前に起きた一家心中も今回も心中ではないと勘付きます。そこでもあの甘い香りを感じた馬見原はつぶやきます。「誰かが家族を狩っているんだ。“家族狩り”だ」

登場人物のそれぞれの人生が交錯していきます。氷崎游子は正義感溢れる人かと思いましたが、そうではないかもしれないし、登場人物が本心が分からない人ばかりです。そこがこのドラマのコンセプトなのかもしれませんが。今後どのように人格が暴かれていくのか楽しみです。

各話まとめ

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