「シン・シティ 復讐の女神」あらすじと感想(ネタバレなし)

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シン・シティ 復讐の女神の紹介:アメリカン・コミックの原作を映画化した「シン・シティ」シリーズ第2作。犯罪と欲望が渦巻く街シン・シティ。街の支配者に虐げられた者たちが手を取り立ち上がる壮絶な復讐劇。

シン・シティ 復讐の女神 映画

シン・シティ 復讐の女神 あらすじ

映画「シン・シティ 復讐の女神」のあらすじです。

ならず者たちが集う犯罪と欲望が渦巻く街シン・シティ。毎夜、妖艶なダンスで男たちを癒やしている、場末のストリップバーの看板ダンサー・ナンシーは、心に大きな闇を抱えていました。彼女は愛するハーティガン刑事を死に追いやった街の支配者ロアーク上院議員へ復讐する機会を狙っていました。

そんなナンシーを心優しき野獣マーヴは、見守り続けています。

ロアークは非道な手段を用いて力を拡大させていきます。また稀代の悪女エヴァの台頭によって街は加速度的に腐敗が進行していきます。

そんななかロアークの前に傲慢なギャンブラー、ジョニーが現れ、ロアークにポーカーの勝負を挑みます。ジョニーは大勝ちするものの、ロアークに指を叩き潰されてしまいます。

私立探偵のドワイトは、かつて恋人だったエヴァによって大富豪の夫殺しに利用されてしまいます。

やがてならず者たちの怒りは頂点に達します。「愛のため、仲間のため、命なんかくれてやる!!」 彼らは手を取って共闘し、壮烈な復讐劇が始まります。

アイズナー賞、ハーヴェイ賞などコミック界の各賞を総なめにした傑作コミックを映画化した「シン・シティ」シリーズ、前作から9年ぶりとなる待望の第2段です。

シン・シティ 復讐の女神 ネタバレなし作品概要

映画「シン・シティ 復讐の女神」の概要をネタバレなしで説明します。

監督は前作に引き続き、ロバート・ロドリゲスとフランク・ミラーのコンビが務めています。

ロバート・ロドリゲス監督は「フロム・ダスク・ティル・ドーン」、「スパイキッズ」シリーズ、「マチェーテ・キルズ」等を手掛け、雰囲気たっぷりのアクの強いアクション作品が特徴的です。

ロバート・ロドリゲスはクエンティン・タランティーノの盟友として知られ、共同で作った作品も多数あります。第1作ではタランティーノが一部分を監督しました。タランティーノで「復讐」と言えば、「キル・ビル」が思い浮かびます。今作では、どんな復讐劇がみられるでしょうか。

また、フランク・ミラーは「シン・シティ」シリーズのアメリカン・コミック、グラフィック・ノベルの原作者です。今作はコミックの2冊目「A Dame to Kill For」とミラーが映画のために新たに執筆したオリジナルストーリーで構成されています。

原作者が映画版の脚本に加え、監督を務めるのも珍しいことで、原作ファンにとっては映画版を見るに当たって一先ず安心できる要素です。

白黒を基本に一部分に色彩をつけた、パートカラーの画面はだんだんクセになる味わいを持ち、アメリカン・コミックの雰囲気を映画に吹き込んでいます。

予告編動画


映画

シン・シティ 復讐の女神 感想

「シン・シティ 復讐の女神」の感想です。

何はともあれ、まずはジェシカ・アルバ演じるヒロイン・ナンシーのストリップダンスシーンが見ものです。前作に引き続き、今作でもダンスシーンを見せてくれます。彼女はダンス映画「ダンス・レボリューション」(2003年)でも主演を務めており、ダンスの完成度は確かなものです。

ナンシーはカウボーイ風のジ・アメリカンな衣装で踊りまくります。愛する者への思い、復讐心、やさぐれた心、生活の糧を得るためのダンス、彼女は何を思って踊り続けているのか、想像が膨らみます。

また悪女役のエヴァ・グリーンの妖艶さも見ものです。アメリカでは裸に透けたローブ一枚を羽織ったエヴァが写った映画宣伝ポスターがきわどすぎるとしてアメリカの映倫に当たる米映画協会からストップをかけられました。それは映画宣伝のための戦略という話もありますが、ともかくエヴァのセクシーさは見所の一つです。

世界中で最も注目を集めているアーティストと言っても過言ではない、レディーガガも出演しています。レディーガガはロバート・ロドリゲス監督「マチェーテ・キルズ」(2013年)で殺し屋役を演じ、女優デビューしました。今作ではウェイトレス役で登場します。今度はどんな演技を見せてくれるでしょうか。彼女の演技も注目の一つでしょう。