神様はバリにいるの紹介:李闘士男監督、堤真一主演でクロイワ・ショウ著「出稼げば大富豪」を原案に映画化。インドネシア、バリ島で暮らす日本人大富豪が独自の哲学で周囲の人々の人生を変えていく物語。
神様はバリにいる あらすじ
映画「神様はバリにいる」のあらすじです。
クロイワ・ショウ著「出稼げば大富豪」を原案に、李闘士男監督、堤真一主演で描く、バリで暮らす日本人大富豪が独自の哲学で周囲の人々の人生を変えていく物語。
元起業家の祥子は婚活ビジネスに失敗して多額の借金を抱え、失意のままにインドネシア、バリ島へやって来ました。彼女は人生を捨てるためにバリ島へ来ましたが、日本人の眼科医リュウに声をかけられ、導かれるままアニキと呼ばれる男と出会います。
アニキはパンチパーマ、眉なし、太いゴールドネックレスとセンスも品も知性もなさそうな中年男でした。不動産ビジネスで成功した大金持ちだといいます。
見るからに胡散臭そうな風貌のアニキでしたが、リュウを始め、バリ島のお年寄りから子供まで現地の人々から厚い信頼を寄せられていました。
祥子は人生をやり直すため、藁をもつかむ思いでアニキのもとで成功の秘訣をマスターするための人生哲学を学び、再起を図ろうとします。
しかし、アニキの教えがあまりにも破天荒なため、祥子は自分が騙されているのではないかと次第に疑心暗鬼になっていきます。
そんな中、祥子が倒産させた会社の顧客で婚活中の杉田というストーカーめいた男が現れます……。
神様はバリにいる ネタバレなし作品概要
映画「神様はバリにいる」の概要をネタバレなしで説明します。
本作の監督は「デトロイト・メタル・シティ」「てぃだかんかん~海とサンゴと小さな奇跡~」「ボックス!」などを手掛けた李闘士男です。テレビ業界出身で、バラエティ番組からテレビドラマまで様々なものを演出し、映画を監督した作品も多彩です。
本作の舞台となっているバリ島には多くの日本人観光客、ロングステイ客が集まっています。
調べてみると、2013年現在でバリ島のデンパサール総領事館管下の在留邦人は、男1,038、女1,483、計2,521となっています。
バリ島に滞在するための非就労のビザは3種類あります。一つは観光ビザです。滞在期限は30日間ですが、一度延長が可能であり、最長で60日間滞在できます。
もう一つは文化交流ビザです。親族訪問や社会文化訪問、商用訪問の場合にはこのビザが下ります。滞在期限は60日間ですが、4回の延長が可能であり、最長で180日間滞在できます。このビザにはインドネシア人の身元保証人が必要となります。
その他、リタイアメントビザがあります。これは55歳以上の半永住的な生活をしたい人のためのビザです。滞在期間は1年間ですが、5回の延長が可能で、最長で6年間の滞在ができます。
バリ島には以上のような様々な背景をもった日本人が滞在しています。本作に出てくるアニキは、そのようなバリ島に滞在する実在の人物です。元暴走族のリーダーで本業の不動産以外に会社を23社持つ、資産数千億の大富豪です。
予告編動画
神様はバリにいる 感想
映画「神様はバリにいる」の感想です。
本作の見どころの一つはアニキの型破りなむちゃくちゃで情に厚い人物像です。演じるのは、「ポストマン・ブルース」「ALWAYS 三丁目の夕日」「地獄でなぜ悪い」などに出演の堤真一で、そのようなアクの強い、濃いキャラクターはまさに適役でしょう。
また祥子役の尾野真知子も注目です。20代のときから演技派として知られ、地道に活動してきましたが、30代に入って大ブレイクしました。「探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点」「そして父になる」「ニシノユキヒコの恋と冒険」などに出演しています。
尾野真知子は派手さはありませんが、しっかりした演技で目が離せない女優です。どのような演技をするのかいつも出演作が注目の女優です。
また男性陣にとっては、リュウの大学時代の恋人・香奈役で出演する菜々緒も注目の一つになるでしょう。本作には9等身、股下85センチの美脚で知られる菜々緒の水着シーンが登場します。
音楽好きにとって気になるのは、ミュージシャンのナオト・インティライミの俳優初挑戦でしょう。「これからもいろんな役に挑戦していきたい」と俳優業に意欲を見せている彼のキャリアの点からも本作は注目の一作です。