ANNIE アニーの紹介:名作ブロードウェイ・ミュージカルの映画化。両親が迎えに来てくれることを信じて待つアニーと施設から彼女を引き取った携帯電話会社CEOでニューヨーク市長候補・スタックスの物語。
ANNIE アニー あらすじ
映画「ANNIE アニー」のあらすじです。
ニューヨーク、マンハッタン。アニーは産まれて間もない頃、レストランに置き去りにされ、10歳になった現在、横暴なハニガンが営む施設で暮らしていました。彼女は毎週金曜日の夜、自分が置き去りにされたレストランの前で、両親が必ず迎えに来てくれると信じて待ち続けていました。
そんなある日、アニーは車ではねられそうになります。携帯電話会社CEOのスタックスは偶然、それを助けました。ニューヨーク市長候補でもあるスタックスは、アニーの境遇を知り、選挙戦に利用しようとします。
スタックスはアニーを引き取り、超高層ビルのペントハウスで潔癖症で偏屈なスタックスとアニーの不思議な共同生活が始まります。アニーも自分が有名になれば両親が名乗り出てくるかも知れないと考え、スタックスに協力していきます。
次第にふたりの心に絆がめばえていきますが、そんな時、アニーの両親に関する重大な知らせが届きます…。
トニー賞7部門を受賞した名作ブロードウェイ・ミュージカルの舞台を現代に変え、「Tomorrow」や「It’s a Hard Knock Life」などおなじみの名曲とともに映画版としてよみがえります。
ANNIE アニー ネタバレなし作品概要
映画「ANNIE アニー」の概要をネタバレなしで説明します。
「アニー」は1982年に劇場映画化、1995年および1999年にテレビ映画化されことがあります。1982年版の監督は、アカデミー監督賞受賞の名監督ジョン・ヒューストンですが、ミュージカルは初めてでした。
作品の評価は大きく割れ、アカデミー美術賞、音楽賞にノミネートされた一方で、ゴールデンラズベリー賞で最低監督賞をはじめ、最低作品賞、最低助演女優賞、最低脚本賞、最低新人賞にノミネートされ、アニー役のアイリーン・クインが最低助演女優賞を受賞してしまいました。
今作の監督は「俺たちチアリーダー!」「小悪魔はなぜモテる?! 」「ステイ・フレンズ」等を手掛けたウィル・グラックです。コメディを得意としている監督で、ミュージカルは初めてですが、ウィル・グラックはこの王道ミュージカルをどのように料理したのでしょうか。監督の手腕に期待です。
スタックスを演じるのはジェイミー・フォックスです。ジェイミー・フォックスは「コラテラル」「ジャンゴ 繋がれざる者」「ホワイトハウス・ダウン」などに出演し、「Ray/レイ」でアカデミー主演男優賞を受賞した実力派俳優です。ジュリアード音楽院でピアノを学ぶほどの音楽的素養があって、歌手としてアルバムも出しており、彼が歌うシーンは非常に期待されます。
予告編動画
ANNIE アニー 感想
映画「ANNIE アニー」の感想です。
「アニー」は世界各地ですでに何度も上演されてきた大定番ミュージカルです。これを現在、映画化するのですから、観る側のハードルはかなり高くなっているはずです。オリジナルは1930年代の時代設定ですが、今作ではこれを現代に置き換えています。それが果して吉と出るか凶と出るか、注目されるところです。
何はともあれ、アニー役のクヮヴェンジャネ・ウォレスに期待です。彼女は「ハッシュパピー バスタブ島の少女」(2012年)でアカデミー賞主演女優賞に史上最年少でノミネートされました。撮影時は6歳、ノミネート時は9歳でした。
その彼女が今度は大定番ミュージカルのアニー役ですので、彼女の若い潜在能力の高さ、可能性に期待が高まります。名曲「Tomorrow」はどのような仕上がりになっているのでしょうか。
音楽プロデュースはジェイ・Zとウィル・スミスが担当しています。ジェイ・Zは「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」にも選ばれた、グラミー賞受賞のミュージシャンです。過去には「華麗なるギャツビー」(2013年)の映画音楽を手掛けました。
ウィルスミスもグラミー賞受賞のミュージシャンです。自身が主演した「メン・イン・ブラック」や「ワイルド・ワイルド・ウエスト」の主題歌の制作も務めています。
ラッパーでもあるジェイ・Zとウィル・スミスがどんな音楽をプロデュースか、サウンドトラック面でも注目されます。