恋人までの距離とビフォア・サンセット2作に続く作品ということで、本当に楽しみにしていました。やはりこの映画を観に行くなら、この2作は観たほうが絶対にいいです!いつもの主役の2人の演技も安定していてすごく良かったです。
感想
ビフォア・ミッドナイトは、「恋人までの距離」と「ビフォア・サンセット」の2作に続く作品です。前作までは、熱烈に愛し合う二人の様子を描いた映画で、今回のビフォア・ミッドナイトは恋人から家族になった二人の様子を描いた作品となっています。
イーサンホーク演じる主人公のジェシーは、ジュリー・テルビー演じる環境運動家の妻セリーヌと、彼らの双子の娘たちとバカンスを過ごしています。そこに、ジェシーの前妻との間にできた子供ハンクも加わり楽しく過ごしますが、最後見送った空港でジェシーは息子から約束していた演奏会に来ないでと言われてしまう・・・というストーリーです。
ビフォア・ミッドナイトを観た私の一番の感想は、ジェシーとセリーヌが3作目になった今でも楽しく幸せそうに暮らしていてよかった!という何ともほのぼのとした感想でした。やはり、タイムリーではないものの1作目からずっと見てきていますから、変わらない二人の様子にほっとした自分がいました。
またビフォア・ミッドナイトの後半部分の、二人の夫婦喧嘩が何とも好感がモテました。ビフォア・ミッドナイトの中で、結構ジェシーは色んな葛藤を抱えているとは思いますが、セリーヌにとっては前の奥さんのことも息子のことも実はあまり関係ないんですよね~。ずっとこらえていたセリーヌが後半部分に爆発するところなんか、「あるある~そういうこと」っていう感想を持ちました。
でも、なんだかんだ言ってジェシーは、私の理想の夫です。だって何だかんだ奥さんの話を聞いてくれない夫が多い中、ジェシーはきちんと耳を傾けてくれるんですから。セリーヌはいい旦那さんに恵まれているなぁという感想を持ちました。
けれど、ビフォア・ミッドナイトを観ていて、今回はかなりの会話重視という感想を持ちました。バカンス先の景色はきれいだなぁと思って観ていましたが、やはりこの映画の中心は二人の会話でした。
その会話も妙にリアルで楽しめたんですが、やはりドラマではなく映画なので、もっと映像に気を遣ってくれてもいいのになぁという感想でした。
一緒に行った恋人のビフォア・ミッドナイトの感想も、「これはドラマだね!」と言っていましたので、映画ならもう少し映像へのこだわりも欲しかったかなぁ・・・。
でも、3作目となったビフォア・ミッドナイトはキャストのおかげですごく安定感がありましたし、観にいて良かったなぁと思いました。
評価
・総合点
70点/100点
・オススメ度
★★★☆☆
・ストーリー
★★★★☆
・キャスト
★★★☆☆
・映像技術
★★☆☆☆
・演出
★★★☆☆
・設定
★★★☆☆
作品情報
タイトル | ビフォア・ミッドナイト |
公開日 | 2014年1月18日 |
上映時間 | 108分 |
区分 | 洋画 |
ジャンル | ラブコメディ |
監督 | リチャード・リンクレイター |
主演 | イーサン・ホーク |