舟を編むの感想(日本アカデミー賞 受賞作品)

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本屋大賞で有名になったのをきかっけに、原作を小説で読んだことがありました。とても大好きな作品だったので、どう実写化されるのか楽しみに観に行きましたが。大満足!主人公は松田隆平さんでピッタリです!

舟を編むの画像

感想

毎年たくさんの読者が注目している本屋大賞に2012年に見事選ばれたのが、この「舟を編む」という小説です。この舟を編むという映画は、同名小説を実写化したことでまた大きな反響を呼んでいます。また第37回 日本アカデミー賞(2014年)の受賞作品としてもノミネートされています。

舟を編むという映画の舞台は、某出版社の編集部で、「大渡海(だいとかい)」という辞書を新たに作るために奮闘する雑誌編集者たちを描いた物語です。松田隆平さん演じる主人公馬締光也は、出版社の営業マンとして働いていました。

ですが、文章に対する独特の感性が評価を受けて、営業マンから、新しく発行される辞書の編集マンに抜擢されます。そんな彼は、ある日恋をします。宮崎あおいさん演じる林香具矢にです。

舟を編むの主人公馬締光也は彼女にどうにかして思いを伝えようとしますが、なかなかいい言葉が見つかりません。
この映画では、言葉や文字に関する仕事についているにも関わらず、好きな女性にはうまく言葉で思いを伝えられない主人公のモヤモヤ感がとても面白く描かれています。

舟を編むという映画を観ての私の感想は、ほのぼの面白いなぁという印象です。アクション映画のようにわくわくする感じも、ホラーのようにドキドキする感じもありませんが、ゆっくりとした時間が流れている実に気楽に観ることが出来る作品だなぁという感想でした。

この舟を編むという映画は、恋愛ものではなく、ただひたすら辞書を作る工程を見ているドキュメンタリーのような感想も持ちました。ですが、これが結構面白いんです。事前にインターネットで、たくさんの人の舟を編むを観ての感想をチェックしていきましたが、良くない評価をしている方って意外と少ないなぁと思っていました。

私自身もマスコミに勤めていたので、舟を編むという映画を観て「華やかな世界って言われるけど、コツコツとした作業が多いのよねぇ」と言う感想を持ちました。一緒に観に行った友人は以前出版社で勤務していたので、感想として「舟を編むという作品は、地味だけど、出版業界の人には絶対見てほしい!励まされる!」と言っていました。
感想として、舟を編むに関しては、小説も映画もどちらも面白いです。小説のイメージが壊されていませんので御安心ください。

舟を編むは、もう一度じっくり自宅でDVDで観たいなぁという感想を持ちながら、映画館を後にしました~。物語が実に淡々としているので、レイトショーで観たら寝てしまいそうだなぁという感想を持ちましたが、観終わった後にとてもいいになれる作品だと思います。

評価

・総合点
80点/100点
・オススメ度
★★★★☆
・ストーリー
★★★☆☆
・キャスト
★★★☆☆
・映像技術
★★★☆☆
・演出
★★☆☆☆
・設定
★★☆☆☆

作品情報

タイトル 舟を編む
公開日 2013年4月13日
上映時間 133分
区分 邦画
ジャンル ヒューマンエンターテイメント
監督 石井裕也
主演 松田隆平

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