映画「陽だまりハウスでマラソンを」のあらすじネタバレ感想!結末ラストは?ハラーフォルデンは役作りの為に減量!

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陽だまりハウスでマラソンをの紹介:ドイツの国民的喜劇俳優ディーター・ハラーフォルデン主演、夫婦で老人ホームに入っている元オリンピック金メダリストが妻や仲間のためにベルリンマラソン出場を目指す姿を描いた感動のエンターテイメント。

陽だまりハウスでマラソンを あらすじ

陽だまりハウスでマラソンを 映画

映画「陽だまりハウスでマラソンを」のあらすじです。

夫婦で老人ホームに入っている元オリンピック金メダリストが妻や仲間のためにベルリンマラソン出場を目指す姿を描き、主演したドイツの国民的喜劇俳優ディーター・ハラーフォルデンが、78歳の史上最高齢でドイツ映画祭最優秀主演男優賞を受賞した感動のエンターテイメント。

パウルは、最愛の妻の病気をきっかけに、娘の勧めもあり、夫婦でベルリンの老人ホームに入居することにします。彼は1956年メルボルンオリンピックで金メダルを獲得した伝説のマラソンランナーでした。

70歳を過ぎても至って健康なパウルは、つまらないレクリエーションや作業療法、規則に縛られるホームに嫌気が差します。

彼は退屈さから逃れるため、トレーニングのため、ホームの庭を走り始めることにします。走る理由を聞かれて、彼はベルリンマラソンへの参加が目標であることを宣言します。

健康に不安を感じながらも、妻のマルゴットが以前のように彼のコーチに就きます。

やがてパウルの「革命」に対する抵抗が起こり、彼のトレーニングへの邪魔が入ります。一方、ルームメイトが、彼がオリンピック金メダリストであるを思い出し、またサインカードを見つけ、彼を応援する入居者も出てきます…。

陽だまりハウスでマラソンを 作品概要

映画「陽だまりハウスでマラソンを」の概要をネタバレなしで説明します。

本作の監督は、1971年生まれ、ドイツ出身のキリアン・リートホーフです。彼はハンブルク大学で学び、短編映画の監督からキャリアをスタートさせます。

その後、テレビ映画の監督を務め、実績を積んでいきます。2011年のテレビ映画「ホームビデオ」は、ドイツのテレビ・アワードで最優秀テレビ映画賞、グリメ賞を受賞しました。

そして本作が長編映画デビュー作となります。

本作でパウルは1956年メルボルンオリンピックのマラソン金メダリストとされますが、それはフィクションで、ドイツは陸上競技で金メダルを獲得できていません。実際の金メダリストはフランスのアラン・ミムンでした。

ドイツのオリンピック金メダリストとしては、1976年モントリオールオリンピック、1980年モスクワオリンピックで2連覇を果たしたワルデマール・チェルピンスキーがいます。

本作でパウルが出場をめざすベルリンマラソンは、毎年9月の最終日曜日にベルリンで開催される、世界で主要なマラソン大会の一つです。

1974年からの歴史を有し、現在まで41回開会されています。第1回から7回までドイツ人選手が優勝していますが、その後、優勝者はいません。

日本人選手では、2000年松尾和美、2001年および2002年高橋尚子、2003年橋本康子、2004年渋井陽子、2005年野口みずきがそれぞれ銀メダルを獲得しています。

陽だまりハウスでマラソンを ネタバレ結末ラスト

映画「陽だまりハウスでマラソンを」の結末ラストの予想です。※ネタバレ含む

コーチとしてパウルを支えてきた奥さんのマルゴットが病状が悪化して亡くなってしまうのではないでしょうか。

パウルは悲しみに打ちひしがれて、ベルリンマラソンのトレーニングをする気にもなりません。それどころか、ベルリンマラソン出場を諦めようとします。

ところが、ほかの入居者の励ましによって、もう一度、気力を取り戻し、妻のためにもベルリンマラソン出場を果たそうとトレーニングを再会します。

パウルの行動に反対し、邪魔をしていた入居者もやがてパウルを支持し、パウルはより一層、トレーニングに力が入ります。

そしてついにベルリンマラソンの日がやってきます。施設の仲間たちみんなでパウルの応援に行きます。

パウルは見事、ベルリンマラソン出場を果たしたのでした。

こんな感動的な展開はいかがでしょうか。

予告編動画

陽だまりハウスでマラソンを 感想

映画「陽だまりハウスでマラソンを」の感想です。

本作は、高齢者もの、親子もの、スポーツを描いた作品が好きな方にとっては注目の一本です。

特に高齢社会化が進んでいる現代社会にとって、非常に意味のある作品なのではないでしょうか。

注目はやはり主演のディーター・ハラーフォルデンです。1935年ドイツ・デッサウ生まれの俳優です。1960年代より映画、テレビシリーズ、テレビ映画などで活躍してきました。脚本を担当した作品も多数あります。

1981年バンビ賞、1996年テレスター賞、2003年ドイツコメディ賞名誉賞、2006年デッサウ名誉市民、2013年ゴールデンカメラ(国民功労賞)など、受賞は枚挙にいとまがありません。

本作ではハラーフォルデンは役作りの為に9キロの減量に成功し、初のマラソンに挑戦したと言います。最後には実際のベルリンマラソンで撮影したシーンが出てきます。

何歳になっても目標に向かい努力を続けるその姿勢には頭が下がります。その頑張りとともにベテラン俳優ならではの味わい深い演技は必見でしょう。

また堅物の長老、皮肉屋マダム、元詐欺師など多彩なハウス入居者も注目です。彼らが垣間見せる人生の一片、ほかの入居者とのやり取りがどのように表現されているか非常に楽しみです。