みんな大好きヒュー・ジャックマンの最新作ブルージャスミンは、アメリカで大絶賛を受けたサスペンス・スリラー!疾走した一人娘を救出するために頑張るお父さんが法律無視のすんごい行動に出る!
試写会の感想
5月10日から公開されるウディ・アレンの最新作「ブルージャスミン」。早くも試写会を見た人の感想がネットに公開されています。
「ブルージャスミン」は、アメリカではウディの大傑作「ミッドナイト・イン・パリ」に匹敵する好評化を得ており、主演のケイト・ブランシェットがアカデミー賞主演女優賞を受賞するなど、多数の映画賞を受賞している傑作です。
試写会の客層は女性のほうがやや多め。若者よりも中年ぐらいの年齢の方が多かったようです。ウディと同世代のご老人もいらっしゃったようですね。
長らくウディの本拠地として描かれたニューヨーク。2000年代に入ってからヨーロッパを舞台にした映画を撮り続けてきたウディですが、久々にニューヨークに帰ってきました。これについても試写会鑑賞者から「やはりウディにはニューヨークが似合う」などの感想がありますね。
物語の舞台はサンフランシスコですが、ウディファンにとってはちょっとでもニューヨークの風景が出てくるだけで嬉しいようです。
試写会の感想に多いのは、近年のウディ映画にありがちな「痛々しい大人たち」の描写が極地に達した!というもの。とにかく見ているのが辛い人ばかり出てくるんだけど、物語が面白すぎて引き込まれる映画な模様ですね。
アメリカでの高評価を見ると、試写会の感想は多分当たっているのでしょう。辛口レビューでお馴染みのレビューサイト「Rotten Tomatoes」でもかなり好評ですからね。
吹き替えと声優について
ブルージャスミンには吹き替え版がありません。最近はビッグバジェットの映画しか吹き替え版が制作されない傾向がありますね。吹替ファンからすればちょっと残念です。
しかし、吹き替え版によくありがちな「雰囲気をぶち壊す声優のテンションと演技」が無い分、緊張感がとても伝わってくるのではないでしょうか。
ブルージャスミンはとにかく俳優陣の演技が評価されています。主演のケイト・ブランシェットがアカデミー賞主演女優賞やゴールデングローブ賞主演女優賞などを受賞していますから、相当なものです。
吹き替えの無い映画の魅力は、その場で録音された俳優の声の凄みです。感情を全身で表現するが故の気持ちのこもった声は、吹き替えでは出すことができません。
「ブルージャスミン」は、おそらくこのような緊張感を五感で感じ取れるタイプの映画です。つまり、吹き替え版が無いことはデメリットにはならないのではないか?と思います。
吹き替えが合ったほうがもちろん見やすいです。字幕を追うと、背景や重要な場面を見逃してしまうこともあります。ただ、たまには字幕版を楽しんでみてはいかがでしょうか。
お子さんと映画を見るのが習慣だという方は、お子さんがいないところで見たほうがいいかもしれません。子供に理解できる話ではありませんし、お子さんに気を取られると結構辛いタイプの映画だと思われます。
ウディの新たな傑作との呼び声高い「ブルージャスミン」の公開が待ち遠しいです。早くスクリーンで見たいですね。