「LUCY ルーシー」あらすじと感想 ※ネタバレなし

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10%しか機能していない人間の脳が、100%覚醒したときに一体何が起こるのかー。スカーレット・ヨハンソンが新たなヒロインに挑む、リュック・ベッソン監督最新作のSFアクション映画です。

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あらすじ

LUCY ルーシー」のあらすじです。

ごく普通の生活を送っていた女性ルーシー。台北のホテルで、マフィアの闇取り引きに巻き込まれ、不本意な形で麻薬の運び屋にされてしまいます。
体内に埋め込まれ密輸することになっていた薬物が、誤って体内に漏れ出してしまい、ルーシーはその薬物を接種することになってしまった影響で、普通の人間なら10%しか機能していないと言われる脳の機能が徐々に覚醒し始めるのです。

脳の覚醒率が上がるに従い、瞬時に見たものを理解し知識を吸収できるようになったり、意思だけで物を動かす事ができるようになったり、また超人的な身体能力を見せたりと言った驚異的な力が解放されていくのですが、それと同時に、次第に人間性を失っていき、ルーシー自身でさえもコントロール不能な暴走状態に陥ってしまいます。

脳科学者ノーマン博士は、彼女の脳の可能性を信じるのですが、博士の元へと向かう彼女を、マフィアは巨大な組織全体で追い詰めていきます。
自分と同じ様な人間を2度と生み出さないためにも、ルーシーはマフィアの計画を阻止するために世界を股にかけた闘いを始めるのでした。

果たして脳を100%解放したルーシーは、人類にとってどのような存在になるのでしょうか?

作品概要

「LUCY ルーシー」の概要をネタバレなしで説明します。

「レオン」「ニキータ」「トランスポーター」等で知られる、フランスの映画監督リュック・ベッソンが脚本と監督を担当した最新作です。
この監督の作品は、女性が主人公となる作品が多いですが、この「ルーシー」も、女性が主人公の作品です。
ハイテンポなアクションが見応えのあるハードボイルドな作品になっているようです。

ルーシー役のスカーレット・ヨハンソンはアメリカの女優ですが、2013年度の作品「her/世界でひとつの彼女」には人工知能の声の役で出演をしており、この声だけの演技で『放送映画批評家協会賞』にノミネートされています。

彼女がこの映画のプロモーションのためにTwitterに現れた際に、リュック・ベッソン監督にルーシーの進化について膨大な量の絵コンテやデザイン画を見せてもらった事で、この役に魅力を感じ、役を引き受けるに至ったと語っています。

その他のキャストは、「ラスト・べガス」「インビクタクス負けざる者たち」等の数々の出演作があり、「ミリオンダラーベイビー」でアカデミー賞受賞経験のあるベテラン俳優モーガン・フリーマン、台湾の俳優ケン・リン、韓国人俳優チェ・ミンスク、エジプト出身のアムール・ワケド等、国際的な出演者がそろっています。

予告編動画

感想

「LUCY ルーシー」の感想です。

「レオン」「ニキータ」「フィフスエレメント」等、女性が主人公のアクション映画が得意なリュック・ベッソン監督の最新作であるこの作品も、やはり女性が主人公のSFアクション映画ということで、公開が楽しみな作品になっています。
リュック・ベッソン監督には、自分で監督せずにプロデュースした作品と、自らメガホンを取って監督した作品があるのですが、やはりベッソン自身が監督した作品の方が面白いと思います。
この「ルーシー」は、ベッソンが監督した作品なので、独特の雰囲気が感じられる作品に仕上がっている様です。

主人公のルーシーを演じるスカーレット・ヨハンソンですが、「エクスファイア」誌の『世界一セクシーな女性』に2006年と2013年の2度も選出されるという快挙を成し遂げた、本当に魅力的な女優さんです。
しかも、人工知能の声の役で出演した「her/世界でひとつの彼女」では、声だけの出演にも関わらず『放送映画批評家協会賞』にノミネートされるなど、実力的にも高く評価されています。
そんなスカーレット・ヨハンソンが演じるルーシーは、予告編を見ると手に汗握る様な大胆なアクションシーンもあり、迫力満点で見るのが楽しみになります。