映画「女神は二度微笑む」のあらすじ感想(ネタバレなし)

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女神は二度微笑むの紹介:インドを代表する女優ビディヤ・バラン主演、インド版アカデミー賞と呼ばれるフィルムフェア賞主演女優賞ほか5部門を受賞し、ハリウッドリメイク権も獲得された、本格サスペンス・エンターテイメント作品。

女神は二度微笑む 映画

女神は二度微笑む あらすじ

映画「女神は二度微笑む」のあらすじです。

スジョイ・ゴーシュ監督、インドを代表する女優ビディヤ・バラン主演、フィルムフェア賞主演女優賞ほか5部門を受賞し、ハリウッドリメイク権も獲得された、本格サスペンス・エンターテイメント作品。

ヴィディヤは、失踪した夫アルナブを探すため、2年前に地下鉄で毒ガスによる無差別テロが発生したコルカタに、身重の身体でロンドンから単身やってきます。

夫は1か月前に仕事でコルカタに着任してから、連絡が取れなくなっていました。ヴィディアは地元警察の協力を得て、アルナブを探しますが、宿泊先にも勤務先にもアルナブがいたことを証明する記録はなく、途方に暮れてしまいます。

やがて夫と瓜二つのミラン・ダムジという危険人物の存在が浮上してきます。それを知った国家情報局のエージェントが捜索に介入し、ヴィディヤへの協力者が何者かに殺害されてしまします。

はたしてアルナブとミランは同一人物なのでしょうか。それとも人違いで、アルナブは何らかの陰謀に巻き込まれたのでしょうか。警察官ラナの協力を得て、執拗に夫を探し求めるヴィディヤの執念は、2年前に起きた無差別テロと結びつく驚愕の真相に迫っていきます…。

女神は二度微笑む ネタバレなし作品概要

映画「女神は二度微笑む」の概要をネタバレなしで説明します。

本作の監督は、「Jhankaar Beats」、「Home Delivery: Aapko… Ghar Tak」、「Aladin」などの作品を手掛けた、インド人監督スジョイ・ゴーシュです。

スジョイ・ゴーシュ監督は1966年カルカッタ生まれで、13歳のとき、ロンドンに移住しました。マンチェスター大学でMBAを取得し、1999年までロイター社のメディア部門の南アジア支部長として勤務しました。

そして2003年、「Jhankaar Beats」で監督デビューしました。2012年、監督4作目に当たる本作で、商業的にも批評的にも大きな評価を得ています。

主演のビディヤ・バランは、1978年生まれのインド人女優です。1995年にテレビドラマで女優デビューし、ムンバイ大学で社会学修士の学位を取得するとともに、演技のキャリアを積んでいきます。

2003年主役デビューを果たすと、次々と出演作は成功を収め、本作を含む2009年から2012年の一連の主演作によって、インドのトップ女優と目されるようになり、「戦う女性」の称号を手にします。

彼女は女優業のほか、人権問題や女性運動の支援家としての顔を持っています。2014年にはインド政府からパドマ・シュリー勲章を受けました。

予告編動画

女神は二度微笑む 感想

映画「女神は二度微笑む」の感想です。

本作は、愛、笑い、涙、アクション、サスペンス、ダンスなど、あらゆる娯楽要素満載のインド映画ではなくて、シリアスなドラマとなっています。ですので、インド映画がとっつきにくいという苦手意識がある人でも楽しめるのではないでしょうか。

「歌わない、踊らない」新世代のインド映画が流行しつつあり、インド映画ファンはもちろん映画ファンにとっても注目の一作でしょう。

注目はやはり主演を務めるインドのトップ女優で、戦う女性の象徴となっているビディヤ・バランの演技でしょう。

特に妊娠してお腹が大きいので、否が応でも目を引く存在となっており、一段と緊張感が増しています。

映画に登場した戦うタフな妊婦としては、コーエン兄弟監督の「ファーゴ」で主役を演じたフランシス・マクドーマンド、スティーブン・ソダーバーグ監督の「トラフィック」でヘレーナ・アヤラを演じたキャサリン・ゼタ・ジョーンズがいます。キャサリン・ゼタ・ジョーンズは実際に妊娠していましたが、ビディヤ・バランはどうなのでしょうか。

本作は、行方不明の夫を探す謎解き、様々に散りばめられた伏線、身に迫る恐怖と国家的陰謀と、サスペンスドラマが盛り上がる要素が満載されており、期待が高まります。