オー！ファーザーネタバレと感想とあらすじ！原作と評価は？

「オー！ファーザー」は、５０万部突破した伊坂幸太郎小説の映画化作品です。４人の『父親』を持つ普通の高校生が事件に巻き込まれ、息子を助けるために奮闘する父親達の姿を通して、家族の絆を描いています。沖縄国際映画祭の招待作品として上映されました。

ネタバレ
感想
1. あらすじ

ネタバレ

「オー！ファーザー」のネタバレです。
原作に関するネタバレですが、伊坂幸太郎の同名小説が原作となっています。これは伊坂幸太郎初の新聞連載小説で、２０１０年に新潮社から単行本化されると５０万部を超えるベストセラーとなりました。

この映画の主題歌「LＩFＥ」のネタバレですが、スガシカオがこの映画のために書き下ろした作品で、監督からの「前向きな気持ちになれるような曲を…」というリクエストに応えた作品になっています。

この作品の主役・由紀夫役の岡田将生のネタバレですが、「アヒルと鴨のコインロッカー」、「重力ピエロ」に続き、伊坂幸太郎原作作品への出演は３作目となります。さらにもう一つネタバレですが、今年はこの「オー！ファーザー」以外にも、「偉大なるしゅららぼん」、「彼女との上手な別れ方」でも主演を務めており、若手俳優の中でも今一番旬の俳優と言えると思います。

「オー！ファーザー」ヒロイン・多恵子役の忽那汐里のネタバレですが、『全日本国民的美少女コンテスト』審査員特別賞受賞をきっかけに女優としての活動を始めたオーストラリア出身の帰国子女で、本年度の日本アカデミー賞では新人俳優賞を受賞した、今期待の若手女優です。

さらにキャストに関するネタバレですが、４人の父親役には佐野史郎、河原雅彦、村上淳の実力俳優陣に、吉本興業所属の芸人・宮川大輔を加えた個性的な面々になっており、彼らの『父親』ぶりも楽しみの一つとなっています。

感想

「オー！ファーザー」に対する感想です。

この「オー！ファーザー」は、伊坂幸太郎初の新聞連載小説が原作となっていますが、不特定多数の新聞読者を相手に、飽きさせないように様々な工夫が凝らす必要があると言われる新聞小説が原作とあって、いろいろな意味で楽しめる映画になっているという感想を持ちます。

４人の『父親』がいるという、あまり一般的ではない奇妙な『家族』の中で、それでも父親達からの４人分の愛情を一身に受けているフツーの高校生・由紀夫役には、伊坂幸太郎映画化作品への出演は３作目という岡田将生の繊細さがピッタリだなという感想です。

「オー！ファーザー」のもう一方の主役とも言える４人の『父親』役には、佐野史郎、河原雅彦、村上淳、宮川大輔と個性的な面々をキャスティングしており、それぞれ得意の分野では本当に頼りになるものの、どこか抜けている父親たちをとても良いバランスで演じているな、という感想を持ちました。

舞台となっているのは４人の『父親』がいるという一見複雑に見える家族ですが、それぞれに方向性は違うものの、『息子命！』という父親たちの気持ちは一致しているのだなという感想です。
息子には時にウザいと感じられる、そんな父親たちからの愛情ですが、いざ最愛の息子が窮地に陥ったとき、一致団結して息子を助け出そうとする、そんな頼もしい父親たちのいる家族の絆が素晴らしく、幸せな気持ちになれる作品だという感想を感じました。

あらすじ

母親が４股をかけていて、誰の子どもか分からないという理由で、母親と４人の『父親』との奇妙な同居生活を送っている高校生の由紀夫に、数々の事件が起きるというのが「オー！ファーザー」のあらすじです。

元ホストの葵、大学教授の悟、体育教師の勲、ギャンブラーの鷹と、性格も個性もバラバラな『父親』たちからそれぞれに４人分の愛情を受けてはいたものの、同時に４人分の煩わしさも感じていたというのが、「オー！ファーザー」のあらすじの始まりです。

秘密にしていたこの事実を知られてしまったクラスメイトの多恵子からは、「父親たち全員に似ている。」と言われ、複雑な思いを抱く由紀夫。

そんなある日、由紀夫は、賭博場である男が床に置かれていたカバンをすりかえる場面を目撃する。しかし、その事に気付いたのは由紀夫ただ一人でした。
それが、この「オー！ファーザー」で起きる事件の発端のあらすじです。

好奇心から、そのカバンすり替え事件を調べ始めた由紀夫の身に起き始める事件のあらすじですが、仲の良かった同級生の不登校、町のフィクサーがハメられたという詐欺事件、不可解な心中事件、熾烈化する知事選挙…。
さらに、由紀夫自身も何者かに監視され、家が荒らされるという事態が起きてしまいます。
それらの事件が由紀夫の頭の中で一つにつながったとき、由紀夫は何者かに連れ去られ、監禁されてしまいます。

由紀夫を助けるために、父親たちが起こした行動とは？これらの事件の真相は？
以上が「オー！ファーザー」のあらすじです。