映画「REC レック4 ワールドエンド」のあらすじ感想(ネタバレなし)

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REC レック4 ワールドエンドの紹介:スペイン発、感染パニックホラー「REC レック」シリーズ完結編となる第4作。ウィルス流出事件の唯一の生存者であるアンヘラは、目を覚ますと、大型貨物船に収容され、隔離されていた…。

REC レック4 ワールドエンド 映画

REC レック4 ワールドエンド あらすじ

映画「REC レック4 ワールドエンド」のあらすじです。

本国スペインで大ヒットし、各国の映画賞を総なめ、ハリウッドでリメイク版も作られた、感染パニックホラー「REC レック」シリーズ完結編となる第4作。ドキュメンタリー番組のレポーターであるアンヘラは、バルセロナのアパートで起こったウィルス流出事件の唯一の生存者でした。

救出されたアンヘラは、臨時検疫施設として改造された大型貨物船に収容されました。船の中は、謎のウイルスを研究する医師リカルテの指示によって、厳重なセキュリティ態勢が敷かれていました。

アンヘラが意識を取り戻し目を覚ますと、自身がベットに拘束されていることがわかります。リカルテは、アンヘラが保菌者であると疑い、隔離していたのでした。

身の危険を感じたアンヘラは、リカルテに不信感を抱く軍人グズマンと行動を共にし、船の秘密を暴こうとします。

アパートの事件が収束してもなお、ウイルス流出は止まっていませんでした。突如として船内にウィルスが拡散し、感染者たちが周囲の人々に襲い掛かります。アンヘラは、感染源と疑いを掛けるリカルテの追跡をかわしながら、凶暴化した感染者たちとの死闘を繰り広げます。人類の存亡を懸けた壮絶の最終決戦が始まります…。

REC レック4 ワールドエンド ネタバレなし作品概要

映画「REC レック4 ワールドエンド」の概要をネタバレなしで説明します。

本作の監督は、「ネイムレス 無名恐怖」、「ダークネス」、「機械じかけの小児病棟」などを手掛けた、スパニッシュホラーの鬼才ジャウマ・バラゲロです。

RECシリーズにおけるストーリーの時系列は、「1」→「2」→「4」となっており、「3」は「1」と同時期の別の場所とされています。ジャウマ・バラゲロは、シリーズ「1」「2」を監督しており、シリーズの整合性をとる意味でも、本作の監督にふさわしいと言えるでしょう。

本シリーズは大きなくくりではゾンビもので、全力疾走系に入りますが、悪魔的要素が入っているのが新しいところです。

また本シリーズ「1」「2」の形式は、ファウンドフッテージと呼ばれる一種のフェイクドキュメンタリーの形式でした。ファウンドフッテージは、撮影者が行方不明などになったために埋もれていた映像が第三者に渡ったという設定をとっています。

ホラー作品でよく使われる形式で、1999年「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」が有名です。2000年代半ばからファウンドフッテージ形式が急増しています。2007年に始まった本シリーズはそのはしりと言えます。

予告編動画

REC レック4 ワールドエンド 感想

映画「REC レック4 ワールドエンド」の感想です。

本作はシリーズの完結編なので、とにもかくにも、ラストがどうなるか、どのように完結させるかが注目です。本シリーズファンとして満足の行く結末を期待するでしょう。

また狭い船内で、医師のリカルテに従う兵士から逃げつつ、さらに感染者たちと戦いを繰り広げるという追い込まれた状況で主人公のアンへラがどのように切り抜けるかが楽しみなポイントの一つです。

キャストについては、やはりアンヘラ役のマヌエラ・ベラスコが注目です。子どものときからテレビで活躍してきました。本シリーズ「1」では、スペインのアカデミー賞といわれるゴヤ賞新人女優賞を獲得しました。

四面楚歌の状況のなか、生きのびるために髪を振り乱してどのような戦いを繰り広げていくか、「エイリアン」シリーズのシガニー・ウィーバーのような戦う女性の映画が好きな人にとっては、必見の映画でしょう。

また映像的には、シリーズ「1」「2」でみられたファウンドフッテージ形式となっていないようなので、何か斬新な映像形式があるのか注目されるところです。

ゾンビものはこれまで数多く作られてきましたが、ゾンビ映画の歴史に残るような新しいアイデアを見せてほしいです。