映画「予告犯」あらすじネタバレ結末と感想

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予告犯の紹介:「白ゆき姫殺人事件」の中村義洋監督、生田斗真、戸田恵梨香共演で、筒井哲也の同名コミックを実写映画化したクライムサスペンス。動画サイトに新聞紙の頭巾で顔を隠した謎の男が現われ、社会を揺るがす…。

予告犯 あらすじ

予告犯 映画

映画「予告犯」のあらすじです。

「白ゆき姫殺人事件」の中村義洋監督、生田斗真、戸田恵梨香共演で、筒井哲也の同名コミックを実写映画化したクライムサスペンス。

ある日、動画サイトにTシャツに新聞紙の頭巾で顔を隠した謎の男が現われます。彼は「シンブンシ」と名乗り、罪を犯しながら法では裁かれずにいる者に制裁を加えていきます。

まず集団食中毒を起こしながら開き直った食品加工会社を名指しし、「俺がきっちり火を通してやる」と予告します。その予告通り、食品加工会社で火災が発生します。

警視庁サイバー犯罪対策課のキャリア捜査官・吉野絵里香(戸田恵梨香)は、予告犯「シンブンシ」の捜査を開始します。捜査を続けるうちに吉野はシンブンシが単独犯ではなく、複数犯であることに気付きます。

シンブンシは、次々と予告しては制裁を繰り返します。予告配信現場には「ネルソン・カトー・リカルテ」という謎の文字が残され、彼らを神と崇める模倣犯も出現し、マスコミの報道は過熱していきます。

シンブンシはついに政治家殺害予告にまで至り、社会現象へと発展していきます。果たしてシンブンシの真の目的とは何か、彼らの過去に何があったのか、吉野は事件解決の糸口を見つけることはできるのでしょうか…。

予告犯 作品概要

映画「予告犯」の概要をネタバレなしで説明します。

原作者の筒井哲也は、社会派の漫画家です。2002年「月刊少年ジャンプ増刊号」掲載の「最弱拳銃士ルービック」でデビューしました。後にホームページで公開していたWEB漫画が話題になり、「ガンガンYG」において「リセット」の連載が決定します。

とくにフランスでの評価が高く、2007年「ダズハント」、「リセット」、「マンホール」がフランスでも刊行されており、「有害都市」は日本に先駆けてフランスで先行発売されました。2007年パリ国際ブックフェア、2008年および2012年ジャパン・エキスポに招待されています。

原作の「予告犯」は、「ジャンプ改」で2011年から2013年9号まで連載されました。単行本は全3巻が刊行されています。

脚本を担当した林民夫は1966年9月26日、神奈川県生まれの脚本家です。1987年、日本映画学校卒業後、1991年、テレビアニメ「サザエさん」で脚本家デビューします。

その後、テレビでは「エコエコアザラク」、「ほんとにあった怖い話 レギュラーシリーズ・セカンドシーズン」や、映画では、「ゴールデンスランバー 」、「うさぎドロップ」、「白ゆき姫殺人事件」などを手掛けており、中村義洋監督とも一緒に仕事をしています。

2015年「永遠の0」では第38回日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞しました。

予告犯 ネタバレ結末

映画「予告犯」の結末ラストの予想です。※ネタバレ含む

インターネットにおいてたびたび騒動を起こすシンブンシの真の目的は、どこにあったのでしょうか。原作では次のようになっています。

それは、病死したネルソン・カトー・リカルテ(ヒョロ)の名前で活動をすることで警察にその身元を割り出させ、彼が会いたがっていた父親にその遺骨を届けることと、ゲイツ以外の3人の社会復帰でした。

最後には、全員で睡眠剤と青酸カリを飲むことで集団自殺を決行することとされていました。しかしゲイツ以外の3人はゲイツを裏切って、青酸カリと睡眠剤を摩り替えて生き延びていきます。

そして3人は、日雇いの現場でゲイツが3人に監督を殺害させ、それをネタに脅され続けて犯行に及んでいたと言う供述をすり合わせ、罪を死んだゲイツに一人背負い込ませようとします。

ただしこれらの裏切りも供述も、シンブンシ一味の計画の内でした。ヒョロの遺骨をどう届けようとしたかは不明ですが、ゲイツは携帯の動画で吉野にこれを依頼してました。吉野は一味の活動を完遂したゲイツを賞し、これを受託します。

予告犯 感想

映画「予告犯」の感想です。

本作は、本格的にメディアミックスがとられていることでも注目されます。2015年6月7日からWOWOW連続ドラマWで全5話のテレビドラマが放送予定となっています。

東山紀之が主演し、映画版と同じく中村義洋が監督を務め、戸田恵梨香が映画版と同じ役で出演しており、映画版のストーリーから1年後を描いたオリジナルストーリーとなっています。

ドラマ版と合わせて観賞すれば、一層楽しめることでしょう。

キャストで注目は、戸田恵梨香です。1988年兵庫県神戸市生まれで、小学生の頃から芸能活動を開始しました。2006年の「デスノート」で映画に初出演し、強烈な印象を残しました。2007年4月には「LIAR GAME」で連続ドラマ初主演を果たします。

近年、ギアを一段階上げた感じで、本作のほか、今年は「エイプリルフールズ」、「駆込み女と駆出し男」と話題作が続いており、現在、最もノリにノっている女優といえるでしょう。

また、ノビタ役の濱田岳も注目です。濱田岳は1988年東京都生まれで、9歳のころ、スカウトされて事務所に入り、1998年、ドラマ「ひとりぼっちの君に」で子役デビューしました。

その後、2007年「アヒルと鴨のコインロッカー」、2010年「ゴールデンスランバー」、2012年「宇宙兄弟」に出演するなど、今や各作品に引っ張りだこの日本映画界に欠かせない俳優となっています。本作でどのような演技を見せてくれるか非常に楽しみです。