「さよなら歌舞伎町」あらすじと感想(ネタバレなし)

さよなら歌舞伎町の紹介:新宿歌舞伎町のあるラブホテルを舞台に、一流ホテルマンと嘘をついて勤務するラブホテル店長とミュージシャン志望の女などさまざまな訳アリカップルの24時間を描いた群像劇。

さよなら歌舞伎町 映画

さよなら歌舞伎町 あらすじ

映画「さよなら歌舞伎町」のあらすじです。

新宿歌舞伎町のあるラブホテルを舞台にさまざまな境遇にある訳アリ男女の24時間を描いた群像劇です。

徹は彼女の沙耶に一流ホテルマンと嘘をつき、ラブホテル店長として勤務しています。徹と沙耶は倦怠期を迎えていました。

そのラブホテルにはさまざまな人々が集まってきます。ベテランの掃除人、その夫で時効を待つ指名手配犯、彼氏に内緒で働くデリヘル嬢、不倫中のエリート刑事、デリヘル嬢にいれあげるサラリーマン、風俗嬢のスカウトマンなど年齢も職業も違う、様々な事情を抱えた男女の人生が交錯していきます。

そんなある日、徹は客からお湯が出ないとの連絡を受けて部屋に行くと、沙耶にばったり出くわしてしまいます。ミュージシャン志望の沙耶は音楽プロデュ―サーの男と一緒に部屋に入っていました。

そんな沙耶を徹はどうするのか、沙耶と徹の恋の行方はどうなるのでしょうか。

2014年9月、第39回トロント国際映画祭(コンテンポラリー・ワールド・シネマ部門/ワールドプレミア)、10月、第19回釜山国際映画祭(アジア映画の窓部門)に出品されました。とくにトロントでは超満員となり、大好評であった作品です。

さよなら歌舞伎町 ネタバレなし作品概要

映画「さよなら歌舞伎町」の概要をネタバレなしで説明します。

監督は「ヴァイヴレータ」「やわらかい生活」「余命1ヶ月の花嫁」等を手掛けた廣木隆一で、エロティックな雰囲気で、さびしい大人を描いた作品は得意とするところです。

今作もその監督の得意とする路線であり、その手腕が遺憾なく発揮されているのではないでしょうか。

メインキャストの一人は染谷将太です。染谷将太は「ヒミズ」「WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~」「寄生獣」の主演を務めるなど今、注目の若手俳優です。そのみずみずしい感性でどんな役柄を演じるのか、毎度、目が離せません。

そして前田敦子。説明不要の元国民的アイドルのセンターですが、「苦役列車」、「もらとりあむタマ子」などに出演し、活動の場をアイドル業から女優業に移した前田敦子の映画女優としての評価は着実に高まってきています。

前田敦子は以前から廣木隆一監督と仕事をしたかったと言ってまして、ついに念願が叶った形です。念願の監督の下でどのような演技を見せてくれるのでしょうか。女優前田敦子のキャリアアップの点からも今作は注目されます。

また前田敦子はミュージシャン志望の役で劇中2曲弾き語りをしています。その弾き語りも見どころの一つです。

予告編動画

さよなら歌舞伎町 感想

映画「さよなら歌舞伎町」の感想です。

ラブホテルを舞台にその従業員側が描かれますので、「職業小説」的な観点からも楽しむことができると思います。

群像劇ですので、他人の秘め事を覗く下世話でエロティックな要素がありつつ、ドラマとしてどうまとまっていくのかが見どころになります。

群像劇は人によって好き嫌いが分かれるところだと思います。ラブホテルを舞台に各カップルのエピソードがゆるくまとまっていくのか、あるいは何らかの明確な結末が描かれるのでしょうか。

そして染谷将太演じるラブホテル店長・徹の「俺はここにいる人間じゃない」と言ってしまう、くすぶり具合やダメ男ぶりも見どころの一つでしょう。

その徹と恋人である沙耶のシーンでは、「ねえ、しよう」という沙耶の刺激的なセリフもあります。恋愛映画に初挑戦の前田敦子がどう演じるのかという点でも楽しみです。「もらとりあむタマ子」では恋愛とはほど遠いような実家でくすぶる女の子の役でした。今回はどんなキャラクターの女の子を造形するのでしょうか。

また脇を固める俳優陣も、南果歩、松重豊、大森南朋、村上淳、忍成修吾、田口トモロヲと非常に魅力的で濃いキャストが集まっており、期待が高まります。

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