「300 帝国の進撃」は2007年公開の「300〈スリーハンドレッド〉」の7年ぶりの続編になります。紀元前480年に起こったペルシャ戦争サラミスの海戦を元にしたスペクタクル超大作です!
ネタバレ
「300 帝国の進撃」はフランク・ミラーのグラフィックノベル(大人向けアメリカンコミック)「Xerxes(クセルクセス)」を元にサリバン・ステイプルトン主演、ノーム・ムーロ監督で実写映画化したものです。
前作と同様バトルシーンが過激、ということからR15+に指定されています。
さて、フランク・ミラーといえば、バットマンをアメコミで描いたり、映画ロボコップシリーズで原案を原案を手掛けたりと現代最高との呼び声高いコミックライターだというのもネタバレの一つです。これもネタバレになりますが、原作「Xerxes(クセルクセス)」はアメリカでもまだ未出版ということで発売が待ち望まれるところです。
前作「300〈スリーハンドレッド〉」の主演、ジェラルド・バトラーに代わり、今作では「L.A. ギャング ストーリー」のサリバン・ステイプルトンが主演をつとめます。
そして、最大のネタバレは「ダーク・シャドウ」のエヴァ・グリーンが残忍なペルシア軍海軍の女司令官・アルテミシアという役柄で登場するということ。
ネタバレになりますが、エヴァ・グリーンはこの役を演じるにあたって2か月以上にわたり一日4時間以上の体幹トレーニングと剣術の鍛錬を積んだんだとか。この映画にかける意気込みが伝わってきますね。
エヴァ・グリーンは個人的にすっぴんも綺麗な女優さんだなぁという印象があります。女の私から見ても羨ましい・・・。美肌も秘訣も日々のトレーニングにあるのかもしれませんね。
これもネタバレになりますが、イギリスのヘヴィメタルバンド「ブラック・サバス」がテーマ曲を提供していることも話題です。
シリーズ1作目「300〈スリーハンドレッド〉」は全米興行収入2億ドルの大ヒット作品。
今作、「300 帝国の進撃」はそのペルシア戦争のクライマックスともいえるサラミスの海戦を圧倒的な迫力と映像美で描いています。公開が楽しみですね。
感想
「300 帝国の進撃」の前作「300〈スリーハンドレッド〉」は映画館で見れなかったのでブルーレイを借りてきて自宅で見たんですが、やっぱりこのスケールは映画館で見るべきだったなあ、という感想でかなり真面目に後悔した作品です。
ということで、今作品は絶対映画館で見るぞー!
ストーリー云々よりも、うわあぁぁ!首が飛んだああぁぁ!血しぶきがああぁぁ!でも筋肉すげえぇ!と映像描写の方に興奮してばかりで、とにかくバトルシーンが激しかった、という感想だったのですが「300 帝国の進撃」の試写を見た人の感想を聞くと、残虐シーンに関しては前作を上回るんだとか。しかもこれ、3Dですよ。今からドキドキしちゃいます。
ペルシア戦争って何??どことどこが戦ったの??というような歴史ものにかなり疎い人でも、「300 帝国の進撃」はオリジナル色の強いエンターテイメントとして迫力と映像美に重点を置いて作られているようなので、あまり気にせずに楽しめそうな作品だなあ、という感想を持ちました。
予告動画とかを見てもスケールの大きさが伝わってきますね。注目は「戦場を駆ける女」と呼ばれる女海賊・アルテミシアを演じるエヴァ・グリーン。筋肉質な男ばかりの戦場の中、彼女の美しさが一際目を引きます。
ただ、申し上げた通り、結構残虐です!血沸き肉躍る戦いです!!R15+指定映画です!!!
残酷描写が苦手な方は注意が必要ですよ。
以上、「300 帝国の進撃」に関する感想でした。
あらすじ
「300 帝国の進撃」のあらすじです。
この映画は前作「300〈スリーハンドレッド〉」でスパルタの王レオニダス(ジェラルド・バトラー)が壮絶な戦死を遂げた頃の物語です。
あらすじと登場人物の紹介になりますが、今作の主役はペルシア戦争を勝利に導いたアテナイの将軍、テミストクレス(サリバン・ステイプルトン)。テミストクレスはクセルクセスの父、ダレイオス1世を死に追いやり、英雄とされている人物です。
ダレイオス一世は「ギリシアは神にしか倒せない」と言い残し息を引き取るのですが、自らを神とし、神王となったクセルクセスは再びギリシアへと侵攻します。
テミストクレスの前に立ちはだかるのは史上最古の女海賊、アルテミシア(エヴァ・グリーン)。アルテミシアはギリシア生まれであるにもかかわらず、とある事情からギリシアを憎み、滅ぼすことを胸に誓っています。彼女がペルシア海軍の司令官としてテミストクレスと海上戦を繰り広げる、というあらすじとなっています。
お互いの力は拮抗。そこへ灼熱の門で惜敗を喫したスパルタの軍がテミストクレス率いるギリシア連合軍に加わり、クライマックス!というあらすじで、次作につながるような終わり方なのですが、果たして次回作はあるのでしょうか。
ギリシアを憎むアルテミシアと、愛するレオニダス王を殺されペルシアを憎むゴルゴ王妃、海に浮かぶ月、燃え盛る炎、火の粉、雨の粒、血しぶきなどの映像美も見逃せません。是非映画館で3Dで見ることをお勧めします。
以上、あらすじでした。
予告編動画
評価
- 総合点:65点/100点
- オススメ度:★★☆☆☆
- ストーリー:★★★☆☆
- キャスト:★★☆☆☆
- 映像技術:★★★★☆
- 演出:★★★☆☆
- 設定:★★★☆☆
作品情報
- 公開日:2014年6月20日
- 上映時間:103分
- ジャンル:歴史スペクタクル
- 監督:ノーム・ムロ
- 主演:サリバン・ステイプルトン