ジャッジ 裁かれる判事の紹介:アカデミー賞受賞・ノミネートの演技派キャストで贈る、スリリングかつエモーショナルな法廷サスペンス。有能でやり手の弁護士が、殺人容疑をかけられた判事の父の弁護を務める。
ジャッジ 裁かれる判事 あらすじ
映画「ジャッジ 裁かれる判事」のあらすじです。
2014年トロント国際映画祭のオープニングを飾った、二転三転するスリリングな展開と親子の思いが絡み合う、スリリングかつエモーショナルな法廷サスペンス。
有能でやり手の弁護士ハンク・パーマーは、真偽よりもとにかく勝利にこだわり、報酬のために強引に無罪にもっていくことで知られていました。
そんなハンクのもとに、長年、絶縁状態にあった父ジョセフ・パーマーを弁護するという仕事が舞い込んできます。父ジョセフは42年間判事を務め、人々から絶大な信頼を寄せられる存在でしたが、車で人をはね、殺人容疑で逮捕されたのでした。
ジョセフはあくまでも事故であったと主張します。ハンクも父が殺人などするわけがない、最初はそう思い込んでいましたが、調査が進むにつれて、被害者と父との歪んだ関係、亡き母だけが知っていた父の秘密、防犯カメラがとらえた不可解な映像など疑わしい証拠が次々と出てきます。
裁判は劣勢に傾いていき、折り合いの悪いふたりは弁護方針を巡って激しく対立します。果して父ジョセフは犯人なのでしょうか、あるいは無実なのでしょうか。ジョセフは深い決意を秘めて最後の証言に立ちます…。
ジャッジ 裁かれる判事 ネタバレなし作品概要
映画「ジャッジ 裁かれる判事」の概要をネタバレなしで説明します。
本作の監督は「シャンハイ・ナイト」、「ウェディング・クラッシャーズ」、「チェンジ・アップ/オレはどっちで、アイツもどっち!?」などを手掛けたデヴィッド・ドブキンで、コメディ作品を得意とする監督です。本作はシリアスな法廷サスペンスとなっていますが、どんな作品に仕上げたのでしょうか。監督の手腕に期待です。
ハンク・パーマーを演じるのは、「チャーリー」、「アイアンマン」シリーズ、「シャーロック・ホームズ」シリーズなどに出演したロバート・ダウニー・Jrです。
彼は「チャーリー」でアカデミー主演男優賞にノミネート、「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」でアカデミー助演男優賞にノミネートされています。
彼は薬物問題で6回逮捕された経験を持っています。、1996年4月麻薬不法所持により逮捕され、1999年8月カリフォルニア州立刑務所に1年間入所しました。ある意味、裁判に精通していると言えるかもしれません。
過去に薬物問題があったとしても彼の演技に対する評価はゆるがず、彼は当初、制作スタジオ側に反対されていたアイアンマンの主役をオーディションで圧倒的な演技を見せ、勝ち取っています。
それ以降、完全復活し、大活躍を見せ、米フォーブス誌が発表した、2013年6月~2014年6月の収入に基づく「ハリウッド俳優所得番付」では第1位に輝いており、今一番乗っている俳優です。
予告編動画
ジャッジ 裁かれる判事 感想
映画「ジャッジ 裁かれる判事」の感想です。
裁判ものの作品は「評決」「告白」「推定無罪」など数えられないほど多く作られており、名作も多いです。そのなかで、裁判を裁く側の判事が裁判にかけられるという本作の設定は、斬新な発想だと思います。
その斬新な設定に親子関係が絡んでいく本作は、裁判ものと親子ものの作品が好きな者にとって大注目の一作です。
法廷サスペンスですので、ラストでこちらの予想をどのように裏切ってくれるかが重要なポイントになります。斬新な設定でもラストが平凡ですと、作品に対する満足度が下がってしまいますので、そうならないことを期待したいです。驚きのラストと親子の絆が十分に絡んだものとなってほしいです。
ジョセフ・パーマー役は「ゴッドファーザー」や「地獄の黙示録」などで知られるロバート・デュバルで、アカデミー賞主演男優賞を受賞した名優です。
またハンクと熱い舌戦を繰り広げる、検事役のビリー・ボブ・ソーントンも演技派として知られ、監督、主演、脚本を務めた「スリング・ブレイド」でアカデミー脚本賞を受賞しています。
ロバート・ダウニー・Jrを合わせ、アカデミー賞受賞・ノミネートトリオによる演技合戦は必見でしょう。