映画「アメリカン・スナイパー」のあらすじ感想(ネタバレなし)

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アメリカン・スナイパーの紹介:名匠クリント・イーストウッド監督、ブラッドリー・クーパー主演で、米軍史上最強の狙撃手と謳われたクリス・カイルのベストセラーとなった自伝を映画化。米海軍特殊部隊のクリス・カイルは、イラク戦争に4度出兵する…。

アメリカン・スナイパー 映画

アメリカン・スナイパー あらすじ

映画「アメリカン・スナイパー」のあらすじです。

米軍史上最強の狙撃手と謳われたクリス・カイルのベストセラーとなった自伝を名匠クリント・イーストウッド監督、ブラッドリー・クーパー主演で映画化。

米海軍特殊部隊ネイビー・シールズの隊員クリス・カイルは、スナイパーとしてイラク戦争に出兵しました。彼は戦地において、狙撃の腕前で多くの相手を射殺し、「レジェンド」と呼ばれ、賞賛されることとなります。しかし彼は、救えなかった兵士のことを後悔していました。

家に帰ると、子どもが生まれますが、カイルは戦争のことをずっと気にかけていました。彼は再び、戦地へ赴き、アブー・ムスアブ・アッ=ザルカーウィーを追うチームに所属します。相手はカイルの首に賞金を懸けます。

家に戻ると、娘が生まれますが、カイルは妻子を残し、三度目、四度目の出征を繰り返します。戦地では多くの仲間を失いますが、彼は苛酷な戦場を生きのび、復員します。家に帰っても普通の生活を送るのは困難を極めました。救えなかった兵士のことがカイルの頭の中から離れません。

精神科医の勧めによりカイルは入院している元兵士を助けたり、帰還兵と過ごすなかで次第に心の平穏を取り戻していきます…。

アメリカン・スナイパー ネタバレなし作品概要

映画「アメリカン・スナイパー」の概要をネタバレなしで説明します。

本作の監督は、「パーフェクト・ワールド」、「グラン・トリノ」、「ジャージー・ボーイズ」など多数の作品を手掛けた、名匠クリント・イーストウッドです。

1992年の「許されざる者」、2004年の「ミリオンダラー・ベイビー」でアカデミー監督賞を受賞しています。俳優としても一流でありながら、近年、最高の監督の一人と言っていいでしょう。

監督した映画のジャンルは、アクション、恋愛、サスペンス、音楽、戦争、スポーツ、西部劇など非常に多岐にわたっており、どれも高い評価を得ています。

監督した戦争映画としては、「ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場」、「父親たちの星条旗」、「硫黄島からの手紙」があり、評価も高いです。

原作の自伝を書いたクリス・カイルは、テキサス州出身で子どもの頃から軍人にあこがれていました。1999年に海軍に入隊し、ネイビーシールズのスナイパーとなります。2009年に除隊するまで、イラクに4回出兵し、戦闘員160人を射殺したとされます。

除隊後は、民間軍事会社を立ち上げ、講演や執筆活動、PTSDに悩む元兵士のための支援活動を行っていましたが、2013年、PTSDを患う元兵士に撃たれ、亡くなっています。

予告編動画

アメリカン・スナイパー 感想

映画「アメリカン・スナイパー」の感想です。

映画ファンにとっては、クリント・イーストウッド監督作品は見逃すことはできないでしょう。ここ数年で映画史に残る名作を次々と生み出してきました。しかし監督も80歳を超えており、いつ引退しても不思議ではありませんので、なおさらです。

本作は、イラク戦争という近年の戦争を描いています。しかも戦場だけではなく、アメリカ国内、兵士の家族、復員後の生活の描写までも含む、意欲作となっています。

クリント・イーストウッドが近年のアメリカをどのように切り取るのか、どのように批評するのかという点で非常に注目されます。

また本作は実際にイラクに出兵した兵士の自伝を元にしたスナイパー映画ですので、戦争映画ファン、ガンマニアは必見の一作でしょう。

最近の戦争で関係者も多く、写真や映像など資料が多く残っているはずですので、かなり忠実に再現されることと思われます。思わず息をのむ緊張感のある戦場シーン、スナイパー同士の戦いなどがどう描かれるのかが楽しみです。

主演のブラッドリー・クーパーは「世界にひとつのプレイブック」ではアカデミー主演男優賞にノミネート、「アメリカン・ハッスル」では同助演男優賞にノミネートされた実力派俳優です。どのようにクリス・カイルを演じるか期待されます。