カフェに突然現れ、近寄りがたい雰囲気を放つ兄やんに戸惑うはなとかよ。一方英治は郁弥に聡文堂の担当を代わってくれと願い出て…英治の心境と兄やんの真相、そして帝大生の宮本、波乱が起こる予感を感じます。
ネタバレ
花子とアン 76話は、波乱の予感です。ここからネタバレです。
カフェに突然現れた兄やんに驚きながらも喜ぶはなとかよ。しかし、兄やんはそんな二人とは裏腹に怖い表情をして、二人に「知らないふりをしてくれ」と伝えます。その視線の先には帝大生の宮本がいました。宮本は仲間たちに先日蓮子に脚本を頼んだことを熱く語っています。兄やんのいつになく険しい表情に二人は何やらただならぬ事情を察します。
緊張感が漂うこの場面ですが、私は兄やんが立派になったな~なんて思いながら見てしまいました。もちろん兄やんの真相も宮本の行く末も気になるのですが、凛々しい兄やんは見応えがありました。
さて、兄やんが帝大生の宮本を監視するその真相ですが、恐らく憲兵である兄やんは思想弾圧の部門に配属され、その時代の資本主義を蔑み、平等の日本にすべく熱心に活動している宮本が目に付いたのでしょう。この後兄やんと宮本の対決になったときに、宮本と関係が築かれた蓮子が登場するであろうと予想します。蓮子は兄やんが恋焦がれた相手…なんだか切ない結末になりそうな予感がします。
その頃、村岡印刷では英治があることを郁弥に頼んでいました。
「僕の代わりに聡文堂の担当を代われ」
あんなに熱心に取り組んでいた聡文堂での仕事をいきなり手放すことを口にした英治。、もちろん郁弥は驚き理由を尋ねます。すると英治は「父さんもお前に早く独り立ちして欲しいんだ」とごまかします。単純な郁弥はそれ以上何も言わず担当を引き受けます。
そこまではなを避けるんですね。というか仕事に私情持ち込みすぎな気もしますが…。そんなことでは村岡印刷の行く末が危ぶまれるなーなんて現実的に考えてしまいました。
日は変わり、聡文堂。かよが慌ててはなを呼びに来ます。「髭を生やしたこわ~いおじさんがおねえやんを呼べって!」今までにないほど多額のチップを手にはなを連れ出します。
カフェには蓮子の夫・嘉納伝助の姿が-。伝助は「この前のお礼と今日のお礼だ」とはなに好きなものを頼むように勧めます。「今日…?」なんでも蓮子は伝助に”今日はなさんとカフェで会う”と伝えてきたそう。それを聞いていた伝助は、丁度東京に来る用があったからついでに迎えに来たと言う。そんな話を蓮子から一言も聞いていないはなは青ざめます。
その頃蓮子は、別の場所で帝大生の宮本と密会していたのでした-。その二人の姿を後ろから兄やん監視しています。
やばい展開です!伝助に蓮子が他の男と密会していることがバレたら蓮子の身が危ないです。はなはうまくごまかせるのでしょうか?さらに最後、兄やんが宮本を監視していましたが、その相手が蓮子ということは気付いていたのでしょうか…?兄たんが蓮子に気付いたときの気持ちを考えるとこれもまた怖い…三角関係ならぬ四角関係が始まりそうです。どうなってもいい結末は待っていなさそう。次回どんな波乱が待ち受けているのでしょうか…。