突然はなの前に現れた蓮子の夫・伝助。蓮子の密会に巻き込まれてしまうはな。その頃宮本と屋台で食事をする蓮子は次第に宮本に惹かれていきます。はなと英治の関係も蓮子によって変化を見せます。恋愛色強めの回です!
ネタバレ
花子とアン 77話は、はな、そして蓮子の恋愛の回となります。ここからネタバレです。
蓮子を迎えに来たという蓮子の夫・伝助は、はなになぜ一緒に居ないのかと問います。蓮子が東京に来ている話なんて露とも知らないはなは、青ざめます。しかし、蓮子の事情を察し、必死に伝助の話に合わせ取り繕います。その慌てふためくはなの姿を伝助は鋭い眼光で見つめ、はなはくじけそうになりますが、伝助ははなの言葉を信じ、気さくにはなに話し掛け、去っていきます。はなは無事この修羅場を潜り抜けることが出来、一安心。
伝助の第六感が働いたのでしょうか、蓮子を迎えに来るなんて。でもはなのあの怪しさを見抜けないとは、鈍感ですね。それではなは救われたわけですが…。しかし、気さくにはなに話し掛ける伝助の姿に蓮子への愛を感じました。前回蓮子にひどい言葉を浴びせた伝助ですが、あれは本心ではなかったのかも?
その頃、蓮子は宮本龍一と屋台で楽し気に食事をしていました。屋台に生まれて初めて行った蓮子はどのように注文すればいいのかわからず居ると、屋台に行き慣れている宮本がさっと注文して見せます。自分の知らない世界をありのままに見せてくれる宮本に次第に蓮子は惹かれていってしまいます…。
ついに蓮子もはなと一緒に不倫の道へ!?しかも年下男性と…蓮子の友を大事にする伝助の姿を思い返すと、複雑ですね。
所狭しと屋台で肩を寄せ合っている人妻と年下男性…まるで昼ドラみたいですよね。蓮子の今後がどうなるのか気になるところです。調べてみますと、蓮子のモデルとなった柳原白蓮と龍一のモデルとなった宮崎龍介はその後、駆け落ちをします。それは“白蓮事件”と世に知れ渡り、各誌が熱を上げて取り上げるほどの大スクープだったそうですよ。その二人は駆け落ちした後も様々な出来事がありましたが、ここでは書ききれないほどのエピソードで、まさに“現実は小説より奇なり”です。二人の恋物語は映画『麗人』のモデルにもなっているようですので、気になる方は見てみるのも良いでしょう。
ちなみに伝助とは史実では離婚したそうですが、その後伝助は新しく嫁をとらなかったそうですよ。やはり蓮子のことを愛していたのでしょうか…。
ドラマに戻りましょう。その晩、蓮子は連絡もなく突然はなの家に訪れます。はなが会っていた“友達”のことを聞こうとすると、そこへ兄やんがやってきます。吉太郎との久しぶりの再会に蓮子は目を大きくして喜びますが、吉太郎は厳しい顔を変えず「もうあの男とは会わないでください」と残し、去っていきます。はなはさらに蓮子の“友達”のことが気になり問い詰めます。蓮子は「あのひとのことは嫌いじゃないわ」と楽しそうに龍一のことを語ります。そんな蓮子の発言に「道ならぬ恋だけはしないで」とはなは忠告します。はなも知らないだけで道ならぬ恋になりそうですが…。ひとしきり蓮子の事情を聞いたはなは、逆に村岡とのその後を聞かれ一部始終を蓮子に話します。胸に大きな穴が空いている、と話すはなを目の当たりにし、蓮子はある決意を固めます。
翌日、蓮子は英治の元を訪ねます。蓮子ははなと正面から向き合うように説得します。蓮子の想いを聞いた英治は何か気持ちを固めた様子でした。
その後、聡文堂には一本の電話が…英治からです。その電話にたまたま出たはなは極力普通に接するようにします。しかし、英治は相手がはなだと分かると「今夜、大事な話があるから会えませんか」と持ち掛けます。パルピテーションの嵐が再来です!
ついに蓮子が不倫の道へ一歩足を踏み出してしまいました。だからこそ、蓮子は英治が何か隠しているのではないかと勘付いたのかもしれませんね。さぁ、これから昼ドラのような展開が待ち受けていそうです。朝にふさわしい爽やかな結末になればいいのですが…。