かぐや姫の物語の感想(日本アカデミー賞 受賞作品)

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タッチが柔らかいアニメーションで、観ていて和む映画です。かぐや姫の物語は、昔から絵本などで大体のあらすじは知っていますが、こうやって映画として改めて観るととても素晴らしいなぁと改めて感じることが出来ました。第37回 日本アカデミー賞(2014年)の受賞作品です。

かぐや姫の物語の画像

感想

映画『かぐや姫の物語』は、高畑勲監督が手掛けた劇場アニメです。
高畑勲監督は、数々の傑作を生み出してきたスタジオジブリの巨匠です。今回手掛けたかぐや姫の物語という映画は、日本最古の物語である「竹取物語」を題材にした作品となっていて、竹から生まれてきたかぐや姫が月に帰るまでの一生を描いたものです。

映画 かぐや姫の物語の感想を一言で述べるなら、今まで観てきたようなアニメとは一風変わった、とても柔らかいアニメだなぁという感想を持ちました。とにかく、こんなタッチのアニメーションはなかなか見たことがないんです。

最初は何だかタッチが柔らかすぎて、見ごたえがないかもしれないなぁという感想を抱いてしまいましたが、かぐや姫の物語を観ていけば観ていくほど、どんどん引き込まれて言って、逆に普通のアニメーションに違和感を持ってしまうかもなぁという感想を抱きました。

劇場で、かぐや姫の物語を観る前に、色々と感想が書いてある口コミサイトを観て予習していきましたが、その中で「かぐや姫の犯した罪と罰」というキャッチコピーがなんだかすごくドキドキしていました。
実際に、映画 かぐや姫の物語を観て、「あーこういう事だったのね」と思うと同時に、このタイトルを付けた人はすごいなぁという感想を持ちました。どうやら高畑監督は最後まで反対だったようですが、スタジオ・ジブリの鈴木プロデューサーが勝手につけたらしいです。ちょっとした裏話です!

この映画かぐや姫の物語は、アニメらしからぬ魅力があって、「これはアニメなのかな?実写なのかな?」と思ってしまうことがしばしばありました。ですから、アニメが苦手と言う方にも是非観て頂いてその意外性を楽しんで頂きたいと思います。
ただ少し残念な感想を持ったところもあります。それは映画かぐや姫の物語の予告編で観たとても印象的なあのシーン・・・かぐや姫がものすごい形相で十二単を脱ぎ捨てて逃げていくシーンです。

おとなしいお姫様のかぐや姫が、姫らしからぬ姿を見せるわけですから、誰もが気になるシーンではないかと思います。ですが、あのシーンは夢の中の出来事だったんです。期待していたのに・・・!あんなに印象的なシーンが夢の中って期待外れだなぁという感想を持ちました。
高畑監督自身もこんなかぐや姫観てみたいなぁという思いで作られたのでしょうか?そんな感想を抱きました。でも、全体的なかぐや姫の物語の感想は、とても満足のいく素晴らしいアニメーションで、これは日本でしかできないとても繊細な作品だと思います!

評価

・総合点
75点/100点
・オススメ度
★★★☆☆
・ストーリー
★★★☆☆
・キャスト
★★★☆☆
・映像技術
★★★☆☆
・演出
★★☆☆☆
・設定
★★☆☆☆

作品情報

タイトル かぐや姫の物語
公開日 2013年11月23日
上映時間 137分
区分 邦画
ジャンル アニメ
監督 高畑勲
主演 アニメのため無し
アニメーション制作会社 畑事務所・GNDHDDTK

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