サラ・ブライトマンが唄う主題歌『神様のカルテ~keep the light~』。その歌声は神様のカルテ2の持つ世界観にぴったりです。家族の事や仕事の事など、神様のカルテ2のテーマを表現したサラの歌声に惹かれました。
主題歌
カラオケで唄えない曲、それが神様のカルテ2の主題歌、サラ・ブライトマンが唄う『神様のカルテ~keep the light~』です。
神様に選ばれた歌手と言っても良いようなその歌声は、澄み切っていて崇高で賛美歌のよう、神様のカルテ2の持つ世界観にぴったりです。
家族とは?仕事とは?ほか神様のカルテ2でのいくつもの問いかけを昇華したようなサラの歌声には、魅了されないものはいないでしょう。
この曲は実は前作、神様のカルテの主題歌である辻井伸行氏 作曲のものに、神様のカルテ2の原作者・夏井氏が詞を乗せ、それを英訳したものです。
前作の主題歌は辻井氏のピアノによる軽快なものでしたが、今回神様のカルテ2の主題歌はそれとは趣の異なるものとなっています。
もっとも、辻井氏の持ち味である透明感は、アレンジされ詞を乗せてもその命を失っておらず、むしろ新しい命を育んでいることが特徴的といえるでしょう。
とくに、転調後、in the shadow of sorrow 以降は秀逸です。
「闇に包まれた時は、空を見上げてごらんなさい、そうすれば雲もまた消えるはず」この歌詞だけを見ますと単純に聞こえるかもしれませんが、サラのソプラノに乗せますと、あたかも神様からのメッセージのように、人々に対して強い説得力を持つのです。
人は毎日さまざまな葛藤を抱えて、それでも生きていかなければなりません。
そんな時に、神様からのメッセージが舞い込んできたら、人は新たな希望を見出し、勇気付けられるでしょう。
単なる神様のカルテ2の主題歌という枠を超えたもの、それがこの神様のカルテ~keep the light~なのです。