映画「脳内ポイズンベリー」あらすじネタバレ結末と感想

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脳内ポイズンベリーの紹介:佐藤祐市監督、真木よう子主演、「失恋ショコラティエ」の水城せとなの同名コミックを映画化したラブ・コメディ。気になっていた年下男子・早乙女に再会したいちこのなかで声を掛けるべきか否か脳内会議が始まる…。

脳内ポイズンベリー あらすじ

脳内ポイズンベリー 映画

映画「脳内ポイズンベリー」のあらすじです。

「キサラギ」の佐藤祐市監督、「そして父になる」の真木よう子主演、「失恋ショコラティエ」の水城せとなの同名コミックを映画化したラブ・コメディ。

携帯小説作家の櫻井いちこ(30歳)は、飲み会で出会って、ちょっといいなと気になっていた年下男子・早乙女と偶然にも再会します。

彼女の頭の中では、彼に話しかけたほうがいいか、脳内会議が行われます。「理性」「ポジティブ」「ネガティブ」「衝動」「記憶」の5つがそれぞれ意見を出し、会議が続けられます。

出た結論は声をかけるというものでした。いちこは「あの…偶然ですね!」と勇気を出して声をかけます。

その結果、ふたりで牛丼屋に行くことになりました。そしてその後、本能に従い、彼の部屋にまで押しかけて肉体関係を結び、やがて2人は付きあうことになります。

いちこが30歳と知って、引き気味の早乙女。いちこはショックを受けます。そんなとき、仕事で、結婚相手にちょうど良さそうな年上男性、越智が現われます。しかし、早乙女は、別れる気はない様子です。

果して、いちこの恋の行方はどうなるでしょうか。アラサー女子のめくるめく脳内を解体。これまでに見たことのない一風変わったラブ・コメディです。

脳内ポイズンベリー 作品概要

映画「脳内ポイズンベリー」の概要をネタバレなしで説明します。

本作の原作は、2010年から2015年にかけて少女漫画誌『コーラス』(のち『Cocohana』)に不定期で連載された、水城せとなによる同名漫画作品です。コミックスは現在まで4巻刊行されています。

主人公の櫻井いちこは、30歳目前にして、飲み会で23歳の男に一目惚れします。後日、駅で偶然彼を見つけ、いちこの脳内では、声をかけるべきかどうか意見が対立します。

いちこの脳内には5人のキャラクターがいます。議長を務めるメガネ男子で、多数派に従いがちな吉田、ネガティブ思考の女子・池田、ゴスロリ風の服装の女子・ハトコ、元気な男子・石橋、記録係の初老の男性・岸です。

著者の水城せとなは1993年、『プチコミック』4月号に掲載の『冬が、終わろうとしていた。』でデビューしました。

代表作に『同棲愛』『放課後保健室』『失恋ショコラティエ』があります。

特に2010年より連載されている『失恋ショコラティエ』は、講談社漫画賞(少女部門)を受賞し、高い評価を受けています。

2014年にはフジテレビの「月9」枠で松本潤、石原さとみ主演でドラマ化され、松本潤が一途に片思いをし続ける妄想系ショコラティエ男子役に挑戦したことで話題を呼びました。

脳内ポイズンベリー ネタバレ結末

映画「脳内ポイズンベリー」の結末ラストの予想です。※ネタバレ含む

原作では、いちこの脳内に突然、謎の女性が現われます。それはいちこそっくりの女性でした。

その女性によって、いちこは早乙女と朝帰りをしますが、いちこは早乙女に自分は軽い女じゃないと言ったために、ふたりの関係がギクシャクしてしまいます。

さらに早乙女の元カノが現われ、修羅場になります。

早乙女と距離を置いたいちこは、越智とドライブに出かけます。そしていちこと同じように越智も結婚に失敗した過去があると分かり、ふたりは急接近し、結婚を前提とする交際をスタートさせます。

しかしいちこは越智に心がときめきません。そんなとき、早乙女がいちこの前に姿を現し、いちこは心が揺るぎます。

そんななか、いちこの携帯小説が映画化されることとなります。そして再び、早乙女との関係が悪化していきます。

原作はまだ完結していませんが、結局、早乙女と結ばれるのではないでしょうか。

脳内ポイズンベリー 感想

映画「脳内ポイズンベリー」の感想です。

本作は、女性向けの人気コミックが原作となっており、女性にとっては注目の一本でしょう。

アラサーの「ぶっちゃけ」というのは今のトレンドと言ってもよく、女性のみならず、トレンドを追い求める人にとってはチェックすべき作品かもしれません。

キャストで注目はやはり主演の真木よう子です。1982年千葉県印西市生まれの真木よう子は、仲代達矢主宰の俳優養成所「無名塾」の出身です。仲代達也のもと、俳優の基礎を学んだものと思われます。

その素質は仲代達也も絶賛するところであり、彼女が人気を博すようになるのも納得できます。大ブレイクするきっかけとなったのは、西川美和監督「ゆれる」でした。

その後、「SP THE MOTION PICTURE」、「さよなら渓谷」、「そして父になる」など多数の作品に出演しています。

彼女は本来、シリアスな役どころ、かっこいい役どころが似合う女優だと思いますが、本作のようなラブ・コメディ作品をどう演じるか、非常に楽しみです。これまでのイメージを覆すような演技をみせてほしいものです。

脇を固めるキャストも注目です。特に2014年7フジテレビ系月9ドラマ「HERO」に出演して以来、各所に引っ張りだこの注目女優、吉田羊のネガティブ役が楽しみです。