「ドラキュラZERO」あらすじと感想(ネタバレなし)

『吸血鬼ドラキュラ』のモデルとして知られる15世紀に実在したヴラド・ドラキュラをモデルに、家族と国を守るため、闇の力と契約を交わした君主の姿を描いたアクション・エンタテインメント作品です。

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あらすじ

ドラキュラZERO」のあらすじです。

「ドラキュラ伝説」やブラム・ストーカーの古典小説「ドラキュラ」に登場する吸血鬼ドラキュラ伯爵のモデルとなった、15世紀に実在した現在のルーマニア中部・北西部トランシルバニア地方の君主ヴラド・ドラキュラの国を守る英雄としての部分からインスパイアされたストーリー。

君主ヴラド3世が統治するワラキア公国は栄え、人々は平和な日々を送っていました。
しかし、ヨーロッパ侵攻を目論む大国オスマン帝国から、彼の息子を含む1000人の少年を軍に差し出す様に要求されます。
ヴラドは自らも少年時代に体験した軍での生活を息子達には行わせたくないとこれを拒否、オスマン帝国と敵対することを決意するのでした。

家族と国を守るための力を手に入れるため、ヴラドは古代より伝わる絶対的な闇の力に魂を捧げ、ヴァンパイア・ドラキュラへと変貌していきます。恐るべき力を得たヴラドでしたが、それと引き換えに耐えがたい代償を払うこととなります。
それは、自らも闇の存在となってしまうことだったのです。

オスマン帝国との闘いに身を投じるヴラドでしたが、果たして悪の存在と化してもなお君主として英雄という存在でいられるのでしょうか―。

作品概要

「ドラキュラZERO」の概要をネタバレなしで説明します。

主人公ヴラド役のルーク・エヴァンスは、イギリス出身で、身長が183cmあり、この長身を生かした「タイタンの戦い」のアポロン役や、「インモータルズ 神々の戦い」ではゼウス役、「ホビット」3部作では弓の達人バルド役を演じています。彼は、俳優デビュー後の早い時期に、ゲイであることをカミングアウトしています。

また、ヴラドの妻ミレーナ役のサラ・ガドンは、カナダ出身の女優ですが、カナダ国立バレエ学校等に通いながら、10歳から俳優としての活動を始めています。透けるような白い肌に青い瞳、ゆるやかなウェーブの金髪と、完璧な美しさを持つ彼女は、デヴィッド・クローネンバーグ監督と、その息子ブランドン・クローネンバーグ監督両方の作品に起用されていることでも知られています。

日本版イメージソングとして、ラルク・アン・シエルのボーカルHYDEとOblivion DustのギタリストKAZのロックユニットVAMPSの新曲『VAMPIRE’S LOVE』が採用されています。このユニットの名前は、HYDEがヴァンパイヤ好きだったことから付けられたもので、新曲として制作中だった曲のタイトルが偶然『VAMPIRE’S LOVE』だったことから、今回のタイアップが実現したそうです。

予告編動画

感想

「ドラキュラZERO」の感想です。

『吸血鬼ドラキュラ』や、『串刺し公』と呼ばれた残忍な人物というイメージの強い、15世紀の実在の人物ワラキア公ヴラド・ドラキュラ。
近年、オスマン帝国からのルーマニア独立のために戦った英雄として再評価されているそうですが、この映画は原題「Dracula Untold(語られなかったドラキュラ)」の通り、これまで語られることのなかったその英雄としての面に光を当てた作品となっています。

自分の国を大国オスマン帝国から守るために、強大な闇の力と契約を交わしてしまい、悪の力を手に入れたヴラド。彼が英雄として戦いながらも、闇の力との契約の影響に苦しむ姿はどのように描かれるのでしょうか。

予告編では、悪魔の姿になるように描かれている様ですが、最新VFXを駆使した映像が楽しみです。
また、オスマン帝国との戦闘など、アクションにも力をいれている様ですので、その点も楽しみです。

主人公ヴラド役のルーク・エヴァンスは、183cmの長身とワイルドさが、一国の君主で堂々とした英雄としてのヴラド役にピッタリだと思います。

ルーク・エヴァンスと、最新の映像表現で、どのような新しいドラキュラ像を見せてくれるのか、楽しみです。

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