「まほろ駅前狂騒曲」あらすじと感想(ネタバレなし)

瑛太と松田龍平がW主演する、三浦しをん原作の人気小説シリーズの映画化第2弾です。便利屋を営むバツイチコンビが子守りや新興宗教団体の極秘調査などに悪戦苦闘しながら、シリーズ最大の危機を迎えてしまいます。

まほろ駅前狂騒曲の画像

あらすじ

まほろ駅前狂騒曲」のあらすじです。

多田啓介は、東京の郊外にある決して治安がいいとは言えないまほろ市の駅前で便利屋を営んでいる、バツイチの男です。
そんな啓介のもとへ、中学時代の同級生でやはりバツイチの行天春彦が転がり込んで来てから、早くも3年目を迎えていました。

啓介の営む多田便利軒には、いつもアクの強い客や、奇妙な依頼が舞い込んで来るのですが、ある日突然、行天の元妻である医者の三峯凪子から、これまで会ったことのなかった行天の娘・はるを無理矢理預けられてしまいます。

啓介たちは、慣れないはるの子守りに四苦八苦しながらも面倒を見ているうちに、行天は次第に父親らしさが出てくるようになっていきます。

そんな時、まほろ市の裏組織の人間である星から、駅前で毎日ビラ配りをしている『家庭と健康食品協会』という怪しい団体の調査を依頼されます。
極秘裏に調査を進める啓介は、その協会は前身が新興宗教団体だったということをつきとめます。さらに、代表の小林は行天の過去を知る人物だということもわかったのです。

さらに調査を進める啓介たちでしたが、思わぬ形でバスジャック事件に巻き込まれてしまいます。
果たして2人の運命はどうなってしまうのでしょうか?

作品概要

「まほろ駅前狂騒曲」の概要をネタバレなしで説明します。

三浦しをん氏原作のベストセラー小説で、直木賞受賞作品でもある「まほろ駅前多田便利軒」の続編になる同名小説の映画化2作目です。

まほろ駅前シリーズ第1作になる前作は2011年に映画化されヒット、さらに続編がテレビ東京系でテレビドラマ化もされました。
今回は、それに続く映画第2作目となります。

この物語の舞台となる『まほろ市』は、架空の町ですが、神奈川に張り出した東京都南西部最大の街という設定で、原作者の三浦しをん氏が住んでいる東京都町田市がモデルとなっており、作中に登場する地名や風景は、町田市内に実在するものをモデルとしたものが多いそうです。
前作の映画は、実際に町田市全面協力で市内ロケが行われたそうですが、今作も市内各地で撮影が行われたそうです。町田市をご存知の方は、ロケ地として出てくる風景も楽しむことが出来そうです。

キャストは、前作に続き多田啓介役に瑛太、行天春彦役に松田龍平のW主演です。星役に高良健吾、行天の元妻役に本上まなみ、柏木亜沙子役に真木よう子、新興宗教団体の代表役に永瀬正敏、まほろ署の刑事役に岸部一徳、さらには麿赤児と大森南朋の親子共演といった豪華な顔ぶれがそろっています。

予告編動画

感想

「まほろ駅前狂騒曲」の感想です。

瑛太と松田龍平の2人が、人生をあきらめかけたバツイチの便利屋コンビとしてW主演を務めます。
シリーズ全体に漂うゆるくて力の抜けた雰囲気が、味わい深い作品だと思います。

コメディタッチの作品ですが、瑛太と松田龍平の2人とも独特の存在感を持っており、過去に負った傷を抱え、その影の部分も見え隠れすることによって、ただ軽いだけの男たちではないという部分が見受けられます。

また、今回の作品では、子守りや怪しい宗教団体の調査だけでなく、バスジャックに巻き込まれるというシリーズ最大の危機を迎えてしまいます。
予告編では、行天がバスジャック犯から?の銃弾を受け、血を流して倒れている場面があります。今作のストーリー展開は、このようにこれまでに無い様な緊迫した部分もあるようです。

キャストも主演の2人はもちろんのこと、本上まなみ、真木ようこ、高良健吾、永瀬正敏などのキャストがそろっており、豪華だなという印象を受けました。

主題歌は、前作に引き続きくるりが担当しており、新曲『There is(always light)』ですが、明るいテンポで、聞きやすい良い曲だと思います。
音楽もくるりの岸田繁が担当しています。

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