「イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所」あらすじと感想(ネタバレなし)

突然の交通事故で家族を失い、瀕死の重体を負ってしまったミア。このまま家族と共に死ぬべきか、それともやはり生きるべきか…彼女の魂が選ぶのはー。「イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所」はクロエ・グレース・モレッツ主演作です。

イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所の画像

あらすじ

イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所」のあらすじです。

17歳の高校生ミアは、優しい両親がいる温かい家族、お互いに想い合っているボーイフレンドのアダムや親友に囲まれ、チェロの演奏に関しては周囲から期待される程の才能にも恵まれ、幸せな日々を送っていました。

しかし、ある日家族とのドライブ中に交通事故に遭い、家族をいっぺんに失ってしまった上、自分自身も意識不明の重体に陥ってしまうのです。生死の境をさまよう彼女の心は、いつしか体から離れ、幽体離脱を体験します。ミアは、ボーイフレンドや友人たち見舞客に囲まれ、病院で治療を受ける自分の姿を見ながら、今まで主観的にしか見てこなかった自分の人生を、他人の視点から見た自分として初めて客観的に振り返ることになります。

ボーイフレンドが「戻って来てほしい」と必死に掛けてくる声や、友人たちが励ましてくれる声を聞き、彼との出会いや楽しかった思い出を振り返りながらも、自分の将来のことも考え、家族と一緒に死後の世界へ進むのか、家族を全て失った現実世界に戻り1人生きていくべきなのか、ミアは自分自身で下さなければならない重大な決断を迫られることとなるのです。

果たして彼女はどのような決断を下すのでしょうか?

作品概要

「イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所」の概要をネタバレなしで説明します。

この作品は、2009年に出版され、世界19カ国以上で翻訳出版されたベストセラー小説のゲイル・フォアマン著『ミアの選択』を映画化したものです。
主人公ミア役は、「キックアス」のヒットガール役で注目を集め、2013年にリメイクされた「キャリー」ではキャリー役を演じた人気の若手女優クロエ・グレース・モレッツが演じています。

また、ミアのボーイフレンドのアダム役はジェイミー・ブラックリー、ミアの父親デニー役は1998年の「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」でデビュー以来、数々の映画やTVドラマで活躍しているジョシュア・レナード、母親カット役は2011年から放送されている人気サスペンスドラマ「ザ・キリング」に出演しており、ゴールデングローブ賞にノミネート経験のあるミレイユ・イーノスが演じています。

さらに、親友キム役を演じているのは、2010年のドラマ映画「チャット~罠に落ちた美少女~」でシカゴ国際映画祭主演女優賞を受賞したリアナ・リベラトです。彼女も年齢がまだ19歳という美人で、これからが楽しみな若手女優です。

R・J・カトラー監督は、ドキュメンタリー映画を専門としていましたが、この作品が初めての劇映画作品となります。

予告編動画

感想

「イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所」の感想です。

原作者のゲイル・フォアマンは、ジャーナリストとして活躍した経験を生かし、ヤングアダルト向け小説でデビューした作家です。
この映画の原作『ミアの選択』も、主人公ミアが17歳の女子高生で、ボーイフレンドのアダムとのヤングアダルト向けラブストーリーとも読むことができます。
しかし、この物語のミアの様に生か死かを選ぶとまではいかなくても、人生は選択の連続であり、それによって自分の人生が決まってくるという事が語られている作品だと思います。

主人公ミア役のクロエ・グレース・モレッツは、2010年公開の「キックアス」で注目された後、一時期激太りの報道もありましたが、「キャリー」出演時には体型はきちんと戻っていましたね。
2012年には「世界で最も美しい顔」第4位に選ばれたクロエですが、普段はまだ表情にあどけない印象が残ります。
しかし、この映画の予告編を見ると、ずいぶん大人っぽく、キレイになった印象を受けます。
この作品はシリアスな内容のためか、それともずっと瀕死の状態の役柄のためか、少しクールで大人っぽい印象を受けました。役柄に合わせたクールに見える様なメイクをしているということもあるのでしょうね。

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