映画『凶悪』の感想(日本アカデミー賞 受賞作品)

映画『凶悪』はノンフィクションを基にしていることにまずは驚きました。だって、あまりにも卑劣で、人間ってこんな考え出来るんだ・・・と思った作品だったからです。主要キャストの3人である、山田孝之さん、ピエール瀧さん、リリーフランキーさんの演技は圧巻です!

凶悪の画像

感想

凶悪という映画は、実際にあった話をまとめたベストセラーノンフィクション「凶悪-ある死刑囚の告発-」を映画化した作品です。第37回 日本アカデミー賞(2014年)の受賞作品でもあります。

映画 凶悪の主要キャストは3人います。一人は、フリージャーナリストの藤井を案じる山田孝之さんです。そして二人目は死刑囚を演じるピエール瀧さん、そして最後は事件の首謀者である男を演じるリリー・フランキーさんです。

この3人のキャストが演じる作品というだけでドキドキしてくるという感想を抱きました。
凶悪という映画のあらすじは、山田さん演じるジャーナリストの藤井が、ピエール瀧さん演じる死刑囚からある1通の手紙を渡されたところからはじまります。
彼は、まだ余罪があると申し出てくるのです。その手紙には、全ての事件の首謀者は、仲間内から先生と慕われていたリリーフランキーさん演じる謎の男です。

簡単に凶悪のあらすじをまとめてみましたが、実際の映画はもっと複雑で、何だか恐ろしくなってしまう作品だなぁという感想を持っています。
まさに、凶悪という映画のタイトル通りです!フィクションだったら、「まぁ映画だし・・・」と思って観ていくことが出来ますが、これがノンフィクションの映画で実際に加害者も被害者も存在するのだと理解しながら観ていくと、とてもドキドキするなぁという感想でした。

山田孝之さんって、これからの日本の俳優界を引っ張っていくというだけあって、見事の演技を何度も何度も見せてくれているなぁという感想です。でも、映画凶悪は本当にノンフィクションなの!?って何度も何度も思います。
こんな事件が実際にあったなんて、被害者が可哀想でなりません。観終わった後の一番の感想は、疲れた・・・!でした。集中してみているせいか、ストーリーが怖くてドキドキ観ているせいか、とにかく疲労感半端ないという感想でした。

どの感想口コミサイトを観ても、皆さんこの映画がノンフィクションということにただ驚かれているなぁと思っていましたが、実際に凶悪を観てみると、皆さんと同じ意見でした。もう、ピエール瀧さんとリリーフランキーさんの演技がうまいというか、怪演なのです・・・それくらい怖いという感想を抱きました。

映画 凶悪の最初のうちは、まともだったジャーナリストの藤井も、おかしな人たちと関わって、人間らしからぬ犯人が起こした事件と向き合っていくうちにどんどん壊れていくさまが妙にリアルでした。

この凶悪という映画は、かなり重いので見た後に、負のパワーに負けないように、客観的に映画を観ていくことも大事だなぁと思います。
もう一度凶悪という映画を観たいか?と聞かれたら、観たくないと答えてしまうかもしれません。感想は?と聞かれたら、思い出すから感想を言いたくないと言ってしまうかもしれません。でも、映画 凶悪はそんな作品です。

評価

・総合点
70点/100点
・オススメ度
★★★☆☆
・ストーリー
★★☆☆☆
・キャスト
★★★☆☆
・映像技術
★★★☆☆
・演出
★★☆☆☆
・設定
★★☆☆☆

作品情報

タイトル 凶悪
公開日 2013年9月21日
上映時間 128分
区分 邦画
ジャンル ノンフィクションドラマ
監督 白石和彌
主演 山田孝之

>>凶悪のネタバレはこちら

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