映画「海街diary」あらすじネタバレ結末と感想

海街diaryの紹介:是枝裕和監督、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず共演で、第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した吉田秋生のコミックを実写映画化。2015年第68回カンヌ映画祭コンペティション部門正式出品作品。

海街diary あらすじ

海街diary 映画

映画「海街diary」のあらすじです。

「誰も知らない」「そして父になる」の是枝裕和監督、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず共演で、第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、マンガ大賞2013を受賞した吉田秋生の人気コミックを実写映画化。2015年第68回カンヌ映画祭コンペティション部門正式出品作品です。

鎌倉。ある夏の朝、三姉妹(綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆)のもとに父の訃報が届きます。父は15年前、家族を捨てて家を出ていったきりでした。母もすでに再婚し、音信不通となっていました。

三姉妹は父の葬儀に出席するため山形へ赴きます。そこで、腹違いの妹すず(広瀬すず)と出会います。すずの母はすでに他界しており、身寄りのなくなった中学生のすずでしたが、葬儀の場において気丈に振る舞います。長女の幸はすずに声を掛け、「鎌倉で一緒に暮らさない?」と誘います。

しっかり者の幸、自由奔放な次女の佳乃、マイペースな三女の千佳という三姉妹にすずが加わり、季節の食卓を囲み、それぞれの喜びや悩みを分かち合い家族として生活していきます。

祖母の七回忌、音信不通だった母が現われます。それをきっかけに一見穏やかだった四姉妹の日常に、秘められていた心のとげが露わになっていきます…。

海街diary 作品概要

映画「海街diary」の概要をネタバレなしで説明します。

原作者の吉田秋生は、1956年8月12日東京都渋谷区生まれの女性漫画家です。武蔵野美術大学卒業です。

1977年に「ちょっと不思議な下宿人」で活動を開始します。1983年には「河よりも長くゆるやかに」および「吉祥天女」で第29回小学館漫画賞を受賞します。

1985年から1986年にかけて、女子高校の演劇部に所属する生徒たちを描いた「櫻の園」が『LaLa』(白泉社)に連載されました。1990年に中原俊監督で実写映画化され、また2008年11月、同監督によってリメイクされています。

1995年から1996年にかけて、鎌倉を舞台に繰り広げられる、男女6人の交錯する想いを描いたラブストーリー「ラヴァーズ・キス」が『別冊少女コミック』1995年4月号から1996年2月号まで、隔月で全6回連載されました。同じ時系列の物語を、3組・6人の視点から3回描くという手法が採られています。

「ラヴァーズ・キス」は2003年、及川中監督、平山綾、宮崎あおい出演で映画化されています。

2001年には「YASHA-夜叉-」で第47回小学館漫画賞を受賞しました。

「海街diary」は「ラヴァーズ・キス」とのクロスオーバー作品となっています。『月刊フラワーズ』(小学館)で2006年8月号より不定期連載されており、単行本は「フラワーコミックス」(小学館)より、現時点で6巻刊行されています。

同作は、第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、マンガ大賞2013を受賞しました。

海街diary ネタバレ結末

映画「海街diary」の結末ラストの予想です。※ネタバレ含む

原作は、現時点で6巻刊行されていますが、まだ連載中で完結していません。ですので、明確な「落ち」をつけるのではなく、広がりのあるラストになると思われます。

原作では、すずが鎌倉に来てからすっかり月日が流れ、鎌倉の生活に馴染んだすずの下を金沢から母の妹だという人が訪ねてきます。

すずは不倫から始まった両親や自身の出生に関して負い目を感じており、特に自分の母の話題を香田家では避けていました。母の実家のことは自分達を嫌って縁を切ったと思い込んでいたため、叔母の訪問を受けても今更という気持ちが強いすずでした。

すずは叔母から母とその実家の事情を聞きます。家を捨てたすずの母は、許されないでいることで筋を通し、夫の死を機に一主婦から老舗を継いだ祖母は許さないでいることで筋を通しました。

しかし、お互いを大切に思い合っていたことをすずは知ります。すずは遺産相続の話し合いのために姉たちと金沢を訪れます。

海街diary 感想

映画「海街diary」の感想です。

本作は是枝裕和監督作品のファン、家族ものが好きな方にとっては注目の一本です。
綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず、と現在、四姉妹役を演じさせるにはベストの四人をキャスティングできたことと思います。

本作は、カンヌ国際映画祭にコンペティション部門に選出されてすでに上映されており、終演後、スタンディングオベーションを受けています。どんな出来になっているか、非常に楽しみです。

家族、家族の再生は是枝監督が一貫して追っているテーマといえるでしょう。長編デビュー作となる1995年「幻の光」では、夫を原因不明の自殺で亡くした女性を描き、2004年「誰も知らない」では、1988年に発生した巣鴨子供置き去り事件を題材に、母親の失踪後、必死に生きる子どもたちを描きました。

2006年「歩いても 歩いても」では、老いた両親に家に久々に顔を揃えたある一家、2011年「奇跡」では、両親の離婚により離れ離れで暮らす小学生の兄弟、2013年「そして父になる」では、息子が出生時に病院で取り違えられた別の子どもだったことを知らされる父親を描きました。

前作では主に親の視点でしたが、本作では子の視点からの描写となります。本作でまた新たに是枝監督による優れた家族の物語が加えられることとなります。

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