映画「カフェ・ド・フロール」のあらすじネタバレ感想!結末ラストは?

カフェ・ド・フロールの紹介:「ダラス・バイヤーズクラブ」のジャン=マルク・ヴァレ監督、ヴァネッサ・パラディ主演、1969年のパリと現代のモントリオール、時代を超えて男と女の愛が紡がれていく様を描いた、究極の愛の物語。

カフェ・ド・フロール あらすじ

カフェ・ド・フロール 映画

映画「カフェ・ド・フロール」のあらすじです。

「ダラス・バイヤーズクラブ」のジャン=マルク・ヴァレ監督、ヴァネッサ・パラディ主演、異なる時代を超えて男と女の愛が紡がれていく様を描いた、究極の愛の物語。

1969年、パリ。美容師のジャクリーヌは、ダウン症の息子ローランを女手一つで育てています。彼女はダウン症の子の寿命が短いということを知り、息子を少しでも長生きさせることに生きがいを見出していました。

バレエや水泳、たくさんの習い事をさせ、普通学校に通わせ、健常の子と同じように育てようと努力します。

ある日、ローランが通うクラスに同じ障害を抱える少女ヴェラが転入してきます。ローランとヴェラは目が合った瞬間から惹かれ合い、すぐに片時も離れたがらなくなります。

そのことが学校で問題となり、学校側は専用の施設に入れることを提案しますが、ジャクリーヌは断固として撥ねつけます。

現代、モントリオール。40代のアントワーヌは、DJとして成功し、恋人のローズと情熱的に愛し合っており、幸福な生活を送っていました。

一方、アントワーヌの前妻キャロルは、離婚から2年が経ってもいまだ立ち直れないでいました。運命の相手であると信じていたアントワーヌの心変わりを受け入れられないのでした。

夜中に夢遊病のように徘徊する母を心配し、ふたりの娘たちは新しい愛に浮かれる父親を嫌悪していました…。

カフェ・ド・フロール 作品概要

映画「カフェ・ド・フロール」の概要をネタバレなしで説明します。

本作の監督は、1963年カナダ・ケベック生まれのジャン=マルク・ヴァレです。ケベック大学モントリオール校などで映画制作を学んだ後、いくつかの短編映画を監督し、批評家から注目を浴びます。

1995年「Les Fleurs magiques」 、1998年「Les Mots magiques」でそれぞれ、カナダ版アカデミー賞であるジニー賞、ケベックで製作された映画を対象とするジュトラ賞の最優秀短編賞を受賞しました。

長編映画デビュー作である、1995年「Liste noire (Black List)」は、その年のケベックにおける最高収益作品となり、ジニー賞に9部門ノミネートされました。

その成功を受けて、ヴァレはロサンゼルスに進出し、「Los Locos」 (1998年)、「Loser Love」 (1999)を監督しました。その後、ヴァレ監督の快進撃が始まります。

2005年「C.R.A.Z.Y.」は同性愛者嫌悪、差別を描き、50か国以上で公開される大ヒット作となりました。トロント国際映画祭最優秀カナダ映画賞ほか各賞を受賞しました。

2009年「ヴィクトリア女王 世紀の愛」はアカデミー賞3部門にノミネートされ、衣装デザイン賞を受賞、エイズで余命30日を宣言され、治療薬を密輸する電気技師を描いた、2013年「ダラス・バイヤーズクラブ」は、同賞6部門にノミネート、主演男優賞、助演女優賞、メイク・ヘアスタイリング賞を受賞しました。

現在、最もノリにノっている監督の一人でしょう。

カフェ・ド・フロール ネタバレ結末ラスト

映画「カフェ・ド・フロール」の結末ラストの予想です。※ネタバレ含む

最終的に、1969年のジャクリーヌを中心とするストーリーと現代のアントワーヌを中心とするストーリーが結びついていきます。

二つのストーリーをつなぐのは、生まれ変わりです。

アントワーヌとローズは、ローランとヴェラの生まれ変わりでした。

ジャクリーヌは、息子のローランが自分よりもヴェラを愛していることを受け入れられず、ローランとヴェラを乗せて自動車で心中を図ります。

ジャクリーヌの前妻のキャロルはジャクリーヌの生まれ変わりです。

ローランとヴェラは時代を超えて、生まれ変わってもなお、アントワーヌとローズとしてお互いを見つけ、愛を成就させたのです。一方、ジャクリーヌは、キャロルとしてアントワーヌに別れを告げられ、苦しみ続けるわけです。

予告編動画

カフェ・ド・フロール 感想

映画「カフェ・ド・フロール」の感想です。

本作は、家族を描いた映画が好きな方は必見の作品です。1969年と現代という2つの異なる時代を描く構成となっていますので、その2つが最終的にどのように結びついていくのかが注目です。伏線が上手く回収され、きれいなまとまりになっていてほしいものです。

やはり注目は、シングルマザー役を演じるヴァネッサ・パラディです。彼女は、1972年フランス生まれの歌手・女優です。

1987年、歌手デビュー作の「夢見るジョー」がフランスやイギリスで大ヒットし、アイドル的な人気を博します。1989年、ジャン・クロード・ブリソー監督「白い婚礼」で映画デビューし、フランスのアカデミー賞に当たるセザール賞新人女優賞とロミー・シュナイダー賞を受賞します。

1998年からジョニー・デップと交際し、正式には結婚せず、現在は破局していますが、1999年に長女、2002年に長男を産んでいます。

実際に母親である彼女が、どのようにシングルマザー役を演じるか非常に楽しみです。

また本作は、イギリスのDJ、マシュー・ハーバートの「Cafe de Flore」、イギリスのロックバンド、ピンク・フロイドの「スピーク・トゥ・ミー」「生命の息吹」、アイスランドのポストロックバンド、シガー・ロスの「スヴェン・ギー・エングラー」など、ストーリーに色を添えている音楽にも注目です。

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