映画「チャッピー」あらすじネタバレ結末と感想

チャッピーの紹介:「第9地区」のニール・ブロムカンプ監督、南アフリカ・ヨハネスブルグを舞台に、人工知能を搭載したロボットを描いたSF作品。南アフリカ警察が開発した兵器ロボットがストリートギャングの手に渡る…。

チャッピー あらすじ

チャッピー 映画

映画「チャッピー」のあらすじです。

「第9地区」のニール・ブロムカンプ監督、南アフリカ・ヨハネスブルグを舞台に、人工知能を搭載したロボットを描いたSF作品。

2016年、南アフリカ・ヨハネスブルグ。急増する犯罪に対処するため、南アフリカ警察は、兵器製造のテトラヴァール社でディオン・ウィルソンによって開発された兵器ロボットを購入します。

ディオンは、感情を持ち、人間の心を模した人工知能を開発しますが、テトラヴァール社のCEO、ミシェル・ブラッドリーはロボットへの人工知能搭載を拒否します。

ディオンは廃棄寸前のロボットを盗み、家に持ち帰ろうとします。しかし家への途中、ストリートギャングのニンジャ、ヨランダ、アメリカによって拉致され、彼らのために戦うようにロボットを再プログラミングしないと殺すと脅されます。

ディオンはロボットに新しいソフトウェアをダウンロードしますが、ロボットは子どものようにおびえます。ディオンとヨランダはロボットを落ち着かせ、言葉を教え、「チャッピー」と名付けます。

ディオンはロボットと一緒にいることを望みますが、ニンジャは彼を隠れ家から追い出します。

ニンジャらが2000万ランドの借金をヒッポに返済する期日まで数日しかありませんでした。ニンジャはチャッピーを鍛えてギャングにしようとします…。

チャッピー 作品概要

映画「チャッピー」の概要をネタバレなしで説明します。

本作のモチーフとなっているロボットを軍事利用するという考え方は、古くからあり、研究が進められてきました。危険な環境での活動を機械に任せることによって、人命の損失を抑えられると期待されるからです。

近年ではロボット工学の発展により、特定分野に特化したものが開発されています。無人偵察機、地雷処理車、爆弾処理車、無人潜航艇などです。

フィクションの世界では人型のロボット兵器が多くの作品で登場し、人気を博しています。人型ロボット兵器は、搭乗あるいは遠隔操縦するものと自動稼働するものに分かれます。後者は人間サイズ以上のものと人間サイズおよびそれ以下のものに分かれます。

例えば「ターミネーター」のTシリーズや「エイリアン2」「エイリアン3」のビショップは見た目も人間そっくりな兵器ロボットですが、本作のチャッピーはより現実の発展段階に近いものと言えるでしょう。

ただし現実の世界では人工知能に加え、二足歩行などの技術的な面でもいまだ研究段階にあり、実用には至っていません。

特に敵と味方をどのように識別するかという問題が大きなハードルとなっています。

しかし将来的には、索敵から攻撃まで完全自動化されたロボット兵器が登場する可能性はあります。

チャッピー ネタバレ結末

映画「チャッピー」の結末ラストの予想です。※ネタバレ含む

ライバル会社のエンジニア・ヴィンセントの開発したロボットによって、ディオンやヨランダたちが死傷したことに激怒したチャッピーは、ヴィンセントのオフィスに乗り込み、ヴィンセントを攻撃します。

チャッピーは死にゆくディオンの意識をスペアのロボットのなかに取り込みます。チャッピーのバッテリーがなくなりますが、ロボットとなったディオンがチャッピーの意識を退役した警察ロボットに取り込みます。

悲嘆にくれるニンジャは「ママの意識のバックアップ」と記されたフラッシュドライブを見つけます。そこにはヨランダの意識のコピーが入っていました。チャッピーはテトラヴァール社の施設をハッキングして、ヨランダの意識をアップロードしたロボットを作ります。

チャッピー 感想

映画「チャッピー」の感想です。

本作は、「第9地区」を監督し、世界から注目を集めているニール・ブロムカンプ作品ですので、SFファンはもちろん、映画ファンにとっても期待の一本でしょう。

1979年南アフリカ・ヨハネスブルク生まれのニール・ブロムカンプは、2009年、長編監督デビュー作の「第9地区」で、アカデミー賞脚本賞にノミネートされるなど大絶賛され、2013年には、マッド・デイモン主演で「エリジウム」を監督し、2億8000万に上る興行収入を挙げています。

現在、「エイリアン5」の脚本を執筆中であり、世界から次回作が待望される期待度No.1のSF映画監督と言っていいでしょう。

果して本作は、「第9地区」「エリジウム」を超える大ヒットになるでしょうか。映画のタイトルで損をしているところがあると思いますが、内容としては期待できるものでしょう。

「第9地区」以来、主演を務めるのはシャールト・コプリーです。本作ではチャッピーの声とモーションキャプチャーを担当しています。

シャールト・コプリーも1973年南アフリカ・ヨハネスブルク生まれで、「第9地区」で世界的にブレイクしました。

ニール・ブロムカンプとの南アフリカコンビでこれからも映画界に新しい風を送り込む作品を創作していってほしいものです。

関連記事

映画やアニメが見放題!

おすすめのビデオオンデマンド紹介

ページ上部へ戻る