「ジョーカー・ゲーム」あらすじと感想(ネタバレなし)

ジョーカー・ゲームの紹介:第62回日本推理作家協会賞などを受賞した柳広司の同名スパイ小説を映画化。第2次世界大戦前夜、陸軍秘密諜報員が「ブラックノート」と呼ばれる機密文書を奪取しようと奮闘する物語。

ジョーカー・ゲーム 映画

ジョーカー・ゲーム あらすじ

映画「ジョーカー・ゲーム」のあらすじです。

2009年第30回吉川英治文学新人賞・第62回日本推理作家協会賞を受賞した柳広司の同名スパイ小説を豪華キャストで映画化。

第2次世界大戦前夜の陸軍士官学校。上官の命令に背き、極刑となるところだった男は、結城中佐に助けられます。結城中佐は陸軍内に極秘裏に設立された諜報組織「D機関」の創設者であり、男の命を助ける代わりにD機関の一員としてスパイになるという交換条件を提示します。

結城中佐が提示した交換条件を受け入れた男は「嘉藤」の名を与えられ、数々の奇妙で特殊な訓練をこなし、諜報員となっていきます。嘉藤らは最初の任務として、国際都市・魔の都に潜入し、米国大使グラハムが持つ「ブラックノート」と呼ばれる機密文書を奪取するよう命じられます。

タイムリミットはグラハムが帰国するまでの2週間。それを手にした者は歴史を変えると言われる「ブラックノート」をめぐって、アメリカ、ドイツ、イギリス、ソ連各国のスパイが暗躍し、グラハムの愛人である謎の女リンも嘉藤の前にが立ちふさがります。

誰が敵で誰が味方か、すべてが嘘で誰も信じられない状況で嘉藤の運命はいかに…。そして「ブラックノート」隠された秘密とは…。

ジョーカー・ゲーム ネタバレなし作品概要

映画「ジョーカー・ゲーム」の概要をネタバレなしで説明します。

本作の監督は「SR サイタマノラッパー」シリーズ、「劇場版 神聖かまってちゃん/ロックンロールは鳴り止まないっ 」「日々ロック」などを手掛けた入江悠です。「SR サイタマノラッパー」で注目を集めた新鋭監督がいよいよメジャー作品を任されました。

入江監督のキャリアの点からも重要な本作ですが、どのように仕上がったのか、監督の手腕に期待です。

主演はKAT-TUNの亀梨和也です。「ごくせん THE MOVIE」「映画 妖怪人間ベム」「俺俺」などに主演し、本作で映画出演5作品目となります。

入江監督もスパイには影が必要で、亀梨クンの過去の出演作品を見ていて、寂しげな表情や孤独な姿がいいと言い、嘉藤というキャラクターに反映されていると述べています。単独主演は本作で2作品目となり、キャリアを重ねてきた亀梨クンの演技の幅に期待です。

原作は短編連作形式の作品となっています。本作の主人公である嘉藤は、原作の中の「XX(ダブルクロス)」という作品に出てくるD機関の訓練生・飛崎弘行を原型としたオリジナルキャラクターです。果して嘉藤のキャラクター造形が作品をより面白いものにすることに成功しているか、注目されます。

予告編動画

ジョーカー・ゲーム 感想

映画「ジョーカー・ゲーム」の感想です。

主演は亀梨和也、主題歌はKAT-TUNの「Dead or Alive」ですので亀梨ファン、KAT-TUNファンは必見の映画でしょう。

本作は第二次世界大戦前夜のアジアを舞台にした物語ですので、その時代の空気感や雰囲気づくりが非常に重要になります。その点に関して、本作のロケはシンガポールやインドネシアのバタム島などで行われており、どのような仕上がりになっているか非常に楽しみです。

結城中佐役の伊勢谷友介は徹底的な役作りで知られています。本作でも原作ファンをうならせるほど完璧に結城中佐になりきっているものと思われます。入江監督も撮影現場で伊勢谷は「良い兄貴」のように頼もしい存在であったと述べており、伊勢谷の登場によってはきっと場面が引き締まって見えるでしょう。

また紅一点と言っても過言ではない、リン役の深田恭子も注目です。アイドル的なルックスでかわいらしい役どころが多かった彼女ですが、近年は年齢を重ね、女性っぽさを増しています。妖しい雰囲気の役は2013年の「ルームメイト」にも演じてます。徹底的に振り切って悪女を演じてほしいです。

深田は本作で本格的アクション初挑戦ということなので、深田のアクション特性を占うという点からも注目されます。

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