映画「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」のあらすじ感想(ネタバレなし)

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイの紹介:世界50か国で翻訳され、累計1億部突破の大ベストセラーとなった官能恋愛小説をサム・テイラー=ジョンソン監督で映画化。女子大生アナは、若き大富豪クリスチャンに誘われ、禁断の官能の世界に足を踏み入れる…

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ 映画

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ あらすじ

映画「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」のあらすじです。

ロンドンの一主婦が書いたネット同人小説が書籍化されると、日本を含む世界50か国で翻訳され、世界中の女性を虜にし、累計1億部突破の大ベストセラーとなった官能恋愛小説をサム・テイラー=ジョンソン監督で映画化。

女子大生アナ・スティールは、インフルエンザにかかった親友に代わって、学生新聞の取材で、若き億万長者として知られる大企業のCEOクリスチャン・グレイにインタビューします。

誰もが憧れる抜群のルックスを誇り、巨万の富を有する相手に対し、アナは緊張しながら質問を続けます。そんなアナに興味を抱いたクリスチャンは、君のことを知りたいと迫ります。

クリスチャンはときには情熱的に迫り、ときには突き放すようにアナの心を揺さぶります。恋愛未経験のアナもそんなクリスチャンに惹かれていきます。

ふたりが急接近するなか、クリスチャンはアナが守るべきルールを記した契約書を提示します。アナはその契約にサインし、クリスチャンと交際することになります。

やがてクリスチャンの倒錯した秘密の顔が明らかになっていきます。クリスチャンはサディストの性的指向を持っていました。禁断の官能の扉が開かれていきます…。

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ ネタバレなし作品概要

映画「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」の概要をネタバレなしで説明します。

本作の監督は、イギリスの現代美術界を代表する女性アーティスト、フォトグラファーで、2009年「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ」で長編映画監督デビューしたサム・テイラー=ジョンソンです。

若き日のジョン・レノンの葛藤と苦悩を描いた「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ」は非常に高い評価を受け、サム・テイラー=ジョンソン監督は英国アカデミー賞新人賞にノミネートされました。

主婦向けである本作にとって、女性の監督で原作の読者層と同年代であるサム・テイラー=ジョンソンは、まさにふさわしい監督だと思われます。

原作が大ヒットしたのはなぜでしょうか。まずは、経験の少ない女性がハンサムで若い大富豪によって、経験したことのない世界に連れていかれるという王道の設定が挙げられるでしょう。

そして、男性がリードしていたはずが、いつのまにか女性のほうが主導権を握って、男性を振り回すという展開が、読者の溜飲を下げさせる要因になっていると考えられます。

官能シーンについても、女性読者に合わせて過度になりすぎず、読みやすいさっぱりとしたものになっていると思われます。

予告編動画

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ 感想

映画「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」の感想です。

本作は、女性向けの原作を映画化したものですので、映画も女性向けであると考えられます。本作のポスターも、現在、流行の壁ドン的なシチュエーションが描写されたものとなっています。

ですので、男性が変な期待を抱いて観に行っても、あまり楽しめないと思われます。本作は女性同士で観に行ったり、女性が一人でどっぷり物語の世界に浸りに行くのがいいかもしれません。

クリスチャン役を演じるのは、「マリー・アントワネット」、「Shadows in the Sun」、「Flying Home」などに出演したジェイミー・ドーナンです。カルバン・クラインやアルマーニ、クリスチャン・ディオールなどで活躍したファッションモデル出身の俳優です。米ピープル誌の2014年セクシーな男に選出されました。

またアナ役を演じるのは、「ソーシャル・ネットワーク」、「21ジャンプストリート」、「ニード・フォー・スピード」などに出演したダコタ・ジョンソンです。彼女は、俳優ドン・ジョンソンと女優メラニー・グリフィスの娘であり、彼女もファッションモデルです。

主演の二人はまさに美男美女で、要求の高い原作読者を満足させるキャストとなっているのではないでしょうか。

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