映画「さいはてにて やさしい香りと待ちながら」のあらすじ感想(ネタバレなし)

さいはてにて やさしい香りと待ちながらの紹介:エドワード・ヤンの後継者の呼び声高い姜秀瓊監督、永作博美、佐々木希出演、石川県珠洲市オールロケで撮影された、支えあって生きる2人の女性の姿を描いた感動のヒューマンドラマ。

さいはてにて やさしい香りと待ちながら 映画

さいはてにて やさしい香りと待ちながら あらすじ

映画「さいはてにて やさしい香りと待ちながら」のあらすじです。

台湾の新鋭、姜秀瓊(チアン・ショウチョン)監督、永作博美、佐々木希出演、石川県珠洲市オールロケで撮影された、支えあって生きる2人の女性の姿を描いた感動のヒューマンドラマ。

吉田岬は最果ての海辺で、朽ちかけた舟小屋を改装し、焙煎珈琲店「ヨダカ珈琲」を開店します。「ヨダカ珈琲」の向かいには、シングルマザーの山崎絵里子と二人の子供たちが住んでいました。

絵里子は仕事の為に家を空けることが多く、幼い姉弟はたったふたり、肩を寄せ合って母のいない日を過ごしていました。岬はそんな姉弟を気にかけ、手を差し伸べます。

絵里子は、価値観も生き方も違う岬を快く思っていませんでした。

そんなある日の夜、船小屋である事件が起こります。絵里子が岬を救ったことで、一難は逃れましたが、岬は深く傷ついてしまいます。

そんな岬のために絵里子はコーヒーを淹れます。珈琲の温もりがふたりの間の壁を壊し、4人は家族のように支え合って暮らしていきます。

絵里子は漁師だった岬の父のこと、岬が最果ての海辺にやってきた本当の理由を知ることとなります。そして、岬に父についての衝撃の事実がもたらされます…。

さいはてにて やさしい香りと待ちながら ネタバレなし作品概要

映画「さいはてにて やさしい香りと待ちながら」の概要をネタバレなしで説明します。

本作の監督は、1969年台湾台北生まれの姜秀瓊です。国立芸術学院では監督を専攻し、国立台北芸術大学では脚本を専攻し、修士号を得ています。

大学時代から映画製作の現場に携わり、女優として出演した1991年のエドワード・ヤン監督「クー嶺街少年殺人事件」では、台湾のアカデミー賞とされる金馬獎で最優秀助演女優賞にノミネートされています。

エドワード・ヤンやホウ・シャオシェンといったアジアを代表する名監督のもとで助監督として修業を積み、2002年「三方通話」で監督デビューしました。2008年の短編「跳格子」では、金馬獎最優秀短編賞を受賞するなど各映画賞を総なめにし、着実に評価を挙げてきました。

2011年のオムニバス映画「昨日的記憶」のなかの姜監督「迷路~Healing」は、東京で開催されたショートショートフィルムフェスティバル&アジア2012で、特別上映され、ドイツ・マンハイム&ハイデルベルク国際映画祭ではスペシャルメンションを受賞ました。

世界の映画祭で注目されるようになっている姜監督は「台湾で最も期待される監督」の一人に選出され、現在では、エドワード・ヤンの後継者の呼び声が高いです。

予告編動画

さいはてにて やさしい香りと待ちながら 感想

映画「さいはてにて やさしい香りと待ちながら」の感想です。

本作は、エドワード・ヤン監督の後継者の呼び声高い、姜秀瓊監督作品であり、アジア映画、台湾映画ファンにとっては、必見の作品でしょう。

姜秀瓊監督は、ドキュメンタリー作品も手掛けており、ドキュメンタリーのような静かでやさしいまなざしをした作品が好きな人にとっては、注目の一作でしょう。

注目はやはり主演の永作博美です。「ドッペルゲンガー」、「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」、「八日目の蝉」など多数に出演し、抜群の存在感をみせてきた永作博美は、もはや日本映画にとってなくてはならない存在でしょう。

経験を積み、ますますすごい女優になっていくことは間違いなく、その出演作は必見でしょう。

また共演の佐々木希も注目されます。モデル出身の彼女は、「天使の恋」、「ハンサム★スーツ」、「呪怨-終わりの始まり-」などに出演し、着実にキャリアを積み上げてきました。シングルマザーという役どころは、彼女のイメージからすれば新鮮で、本作は彼女のキャリアにとって画期となる一作ではないでしょうか。

他のキャストもイッセー尾形、村上淳、永瀬正敏、臼田あさ美といった実力派が脇を固めており、非常に期待されます。

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