ダラス・バイヤーズクラブの感想

実録ドラマだけあって、何だか悲しい気持ちになる場面もありましたが、主人公のマシュー・マコノヒーの演技が素晴らしくて感動しました。病気に侵された身体を見事に演じきっていて、彼の演技を観るだけでもこの映画を観る意味があると思います。

ダラス・バイヤーズクラブの画像

感想

ダラス・バイヤーズクラブは、実際にあった話を映画化した作品です。マシュー・マコノヒーが演じる主人公のロン・ウッドルーフは、電気技師として働いていました。そんな中、突然HIV陽性と診断され、余命30日と宣告されてしまいます。

しかし、突然余命30日と言われてもロンは納得できません。アメリカには認可された治療薬が少ないということで、メキシコまで治療薬を求めていきます。そこでロンは、自らアメリカに薬の密売を思いつきます。

そこで、会員制の薬のクラブを立ち上げて新薬が手に入らなくて困っている人たちのことも助けていきます。けれど、当然ダラス・バイヤーズクラブがおこなっていることは・・・違法です。ロンには、法の手が迫ってくるのです!

私の個人的なダラス・バイヤーズクラブの感想は、壮絶だなぁという感想でした。やはり実際にあった話なので、リアルな部分がすごく出ている反面、こんなこと本当にあったの?と思うような場面もでてきます。

そして、ダラス・バイヤーズクラブという映画の中の主人公のロンに、とても勇気づけられたなぁという感想をもちました。いきなり余命30日を宣告されて、死が身近に迫っているとしたら、人は新しいことをするでしょうか?残りの余生をどう過ごすかを考えるのではないでしょうか。

でも、ロンは違いました。彼の姿から、生きることを諦めない強さ、法的には良くないことかもしれませんが必死に戦っているたくましさを感じました。ダラス・バイヤーズクラブという映画はただ単に、ロンが犯罪に手を染めていく映画ではありません。

ダラス・バイヤーズクラブを観た全体的な感想として、生きるということへの執着をテーマにしているのではないかと思っています。映画の中で、マシュー・マコノヒーが演じる主人公ロンはどんどん痩せていきます。その鬼気迫る演技がとても素晴らしかったです。

一緒にダラス・バイヤーズクラブを映画館に観に行った友達の感想も「俳優って本当になりきるからすごいよね・・・」と、まず彼の演技が感想として上がりました。
もう一度観たいような、彼の弱っていく姿を観たくないような気持ちが正直な感想です。ですが、ダラス・バイヤーズクラブが私たちに訴えてくるものはとても強いと思います。

映画館で観ながらも色々と考えてしまうので、ちょっと疲れてしまうかもしれませんが、観る価値はあると思います。あっという間の117分ですが、とても内容が濃い素晴らしい映画だったと思います。

評価

・総合点
85点/100点
・オススメ度
★★★★☆
・ストーリー
★★★★☆
・キャスト
★★★☆☆
・映像技術
★★☆☆☆
・演出
★★★☆☆
・設定
★★★☆☆

作品情報

タイトル ダラス・バイヤーズクラブ
公開日 2014年2月22日
上映時間 117分
区分 洋画
ジャンル ドラマ
監督 ジャン=マルク・バレ
主演 マシュー・マコノヒー/td>

>>ダラス・バイヤーズクラブのネタバレはこちら

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