抱きしめたい 真実の物語の感想

涙が止まりませんでした。交通事故にあって障害がありながらも前向きに生きる主人公つかささんと、それを心から受け止める雅巳さん。原作のドキュメンタリーも見たことがありますが、感動の度合いは変わりません。命って当たり前のものではないことに気づかされる作品です。

抱きしめたい 真実の物語の画像

感想

抱きしめたい 真実の物語は、実際に北海道で過ごした男女が起こした奇跡のラブストーリーです。抱きしめたい 真実の物語の主人公は、北川景子さんが演じるつかささん。高校2年生の時に、壮絶な交通事故に合ったものの奇跡的に生還し、その後は事故の後遺症による麻痺と記憶障害と戦っていました。

そんなつかささんに、神様は素敵な出会いを準備してくれていました。それが、のちの夫となる錦戸亮さん演じる、雅巳さんです。二人は、周囲の反対を受けながら、楽しかった記憶を留めておこうと交換日記を始めたり、雅巳さんがつかささんの手となり足となって支えました。周囲は、二人の本物の愛にすっかり反対するのを諦めて、微笑ましく見守っていたのです。
二人は、ようやく結婚し、つかささんは小さな命を宿しました。二人の愛の結晶が無事に生まれたのと引き換えに、つかささんは天国へと導かれてしまったのです。これが、抱きしめたい 真実の物語の映画のストーリーです。

では、ここからは私の素直な感想を述べさせていただきます。北海道放送が制作した抱きしめたい 真実の物語のドキュメンタリーも見たことがありましたが、映画を観て改めて感じたことがたくさんありました。率直な感想として、実際の二人の雰囲気を壊しているなんてことは全くありませんでした。
抱きしめたい 真実の物語の中でのすごく自然なお二人の演技が、見ていて心に響くものがあるという感想がふさわしいです。特に一番印象的だったのは、遊園地のメリーゴーランドのシーンです。

あとから、抱きしめたい 真実の物語の映画撮影中の秘話を錦戸さんが他のメディアで言っていたのですが「撮影がほとんどがぶっつけ本番で、どうしようかとまどった」と感想を述べていました。感想どおり、もどかしい二人の感じがすごく温かくて、見ていてほっこりする気持ちになれました。
ドキュメンタリーも、この映画も本当に涙が止まらいというのが、私の感想です。ですが、「抱きしめたい 真実の物語」を観終わったあとに悲しい気持ちになるというよりは、明るく前向きに生きたつかささんのエネルギーが伝わってきて、私も頑張らないと!という気持ちになれました。

抱きしめたい 真実の物語は、是非、大切な人と一緒に見に行ってほしい映画です。これは、あくまでも個人的な感想になりますが、私も子供がいるので、つかささんが命を懸けて、育てて、産んだという気持ちは痛いほどわかります。大切な我が子の成長を見れぬまま天国へ旅立ったつかささんの気持ちが伝わってきて、エンドロールが終わっても実は涙が止まらなかったんです。生きていることは当たり前ではない、無事にうまれてくることも奇跡という言葉が私の素直な感想です。

感想として、普段の生活を送っているとなかなか気づけない大事なことを、抱きしめたい 真実の物語は深く刻み込ませてくれるような素晴らしい作品でした。抱きしめたい 真実の物語のキャストの方も本当に丁寧に演じていらっしゃたので、天国のつかささんや、ご家族の方が見てもきっと満足される映画に仕上がっていると思います。最後の感想として私は、抱きしめたい 真実の物語を何度でも見て大事なことを忘れないようにしたいです。久しぶりに、大切にしたい作品に出会えました。

評価

・総合点
85点/100点
・オススメ度
★★★★★
・ストーリー
★★★★☆
・キャスト
★★★★☆
・映像技術
★★☆☆☆
・演出
★★★☆☆
・設定
★★★☆☆

作品情報

タイトル 抱きしめたい 真実の物語
公開日 2014年2月1日
上映時間 122分
区分 邦画
ジャンル ラブストーリー
監督 塩田明彦
主演 錦戸亮、北川景子

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